器の漆継ぎ

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器の補修、やっています。

Y様のヒビが入った器を、漆継ぎで修復しました。

塗り職人の村上修一さんにお願いしています。

 

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Y様が、陶芸体験で生まれてはじめて製作したという器です。

愛着のあるこのような器を、長く大事に使われるということはとても素敵なことですね。

 

茶の湯が盛んだった室町時代のころから、ヒビや欠けを直すため陶磁器に施されるようになった漆継ぎの技法。日本古来の伝統技術です。

 

漆の上に金を蒔く、金継をすることもできます。

ご興味ある方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。

 

小さな欠けならば、2000円程度の費用で直すことができます。

漆の接着には時間がかかりますので、修復には2週間から数ヶ月以上かかることもございます。

器を修復する技術は覚えておくと、何かと便利な技術ですので、いつかお店でワークショップなど開催できたらいいなと思います。

福島県は漆の産地でもありますので、もっと身近な日常に漆を活用していければと思います。

 

 

長谷川