景観は情景に

引渡から1か月過ぎた、会津のK様邸に薪を配達に行ってきました!
薪棚、木柵、植栽も入り、「住まい」としてひとまず完成です。
ここで皆さんに見て頂きたいのは、外構と植栽が入る前

 

 
 
と、その後。

 

 
全然違いますね。
 
シンボルツリーが入り、薪棚ができて薪が入る事によって美しい景観となりました。
 
日本の住宅設計の父、吉村順三は「庭の無い家は家じゃない」という言葉を残しています。
多少過激ながらその通りだなと思うのですが、外からの美しさとは景観、景観とはつまり景色なわけでして、景色とは、その場所で育つ子供も含めた人々が常に目にするものであり、そこでは色々な事を学びます。
 
中でも、その地域に対しての美しさ、気遣い、配慮といった、「自宅とは自分の物であっても、自分だけのものではない」ということ。
 
日本の気候風土に合わない住宅が多々見受けられる国になってしまいましたが、こういう家が一棟ずつ増えて行くことがこの国を変える事なのだなーと、薪を積みながら思うのでした。