S様邸のことと、S様へのインタビュー

こんにちは、長谷川です。

もうすっかり秋も深まり、11月ですね。

今月の22日、23日はS様邸にて「家具と家の相談会」が開催される予定です。

場所は福島県本宮市

県の中心に位置し、県内からのアクセスに便利でありながら、自然豊かで素敵な場所です。

そんな素敵な場所に家を建てることを決めたS様。

どのような気持ちで家作りを進めて行ったのでしょうか。

 

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S様の家に社長と遊びに行きまして、家作りを始めた頃のこと、家作りをしている途中のラビーダとの事、そして家が建って暮らしはじめて、ラビーダで作った家と家具がどうだったのか、ざっくばらんに聞かせていただきました。

 

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S様邸の和室は、ご主人お気に入りの場所だそうです。奥様は当初、和室はなくても、、、と考えていたそうですが、赤ちゃんが生まれおむつの交換等育児のちょっとした用事で横にならせたり、ご両親が泊まりに来たときの客間だったりにと、お二人にとっても意外な程大活躍している和室だそうです。ラビーダでも、掘りごたつの製作する事は珍しく、S様邸のための特注品です。いかに現代的な空間に調和した和室にするか、創意工夫を詰め込んだ空間になりました。定番の桐チェストも収まり、神棚のサイズやルイスポールセン社の照明のサイズ等、こじんまりとしながらも空間を最大限に使えるよう配慮された和室です。

 

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和室のすぐ隣には家族の団らんをつくるリビングダイニング。ラビーダオリジナルのLテーブルをダイニングに選んでいただいたところから、S様の住宅の設計は始まりました。

S様とラビーダとのおつきあいが始まったのは、約7年前。その間、ゆっくりゆっくりと関係を深めていきました。家や家具だけではなく、健康の事や幸せな人生のことなど、暮らしに関わること全般において、価値観を共有して行く事ができたので、住宅をつくる上でも、よりS様と近い距離に寄り添いながらプランニングをしていくことができました。

 

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「私たちが家を建ててから、何人かの友達が遊びに来たんですよ。それでラビーダさんに遊びに行ったみたいなんですね。そこで、家と家具の関係性がどれだけ大切か、という説明をきいて、あーそうなんだあーって気付かされて帰って来たって話していましたね」とS様。家具だけでも、家だけでも、どちらかだけでは生活をする事は出来ません。家具と家が美しく調和した、住宅をつくることがラビーダの仕事なんですと、よく社長が話していることの意味が実感できました。

だからこその「家具と家の相談会」ですし、「家具と家の相談屋」としてラビーダの経験値をサービスとして提供して行きたいと考えています。

 

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S様ご夫婦には、生まれたばかりのお子様がいます。震災による不安はことのほか大きかったことと思います。

「家をつくる人が見えないこととか、モノが見えないこととか、そういう会社に頼むのは嫌だな、と考えていて。震災後に建てる家だったので、使う木材とかもどこのものか分からない、という訳にはいかなかったんです。信頼できるところじゃないと嫌だったので、ちゃんと見えるところが良いと思って、本当に信頼できると思いラビーダで決めました」

そう言っていただき、本当にありがたいことこの上ないです。これまでの信頼を大切にし、これからも信頼されつづける会社でいたいと、切に思います。

 

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プランニングの途中で、決めていた土地を変更せざるを得なくなってしまったS様。住宅づくりには予想外のアクシデントはつきものですが、このときはラビーダも焦ったそうです。設計はほとんど完成していた段階だったのですから。でも、きっとS様のショックはそれ以上のものだったと思います。やっと着工目前!というところまで来て、ふりだしに戻ってしまいました。

「でも今考えると、今の家が建ったのはそのおかげだと思いました。あのとき建っていたら、漆喰は使っていなかったですからね。間際に決まって行ったんですよ、家の中にも漆喰使えたら使いたいよねって想いはあったんですけど、手が届かないと思っていて。そしたら予算の中に組み込めそうってことがわかって、しかも外壁にも漆喰?!みたいな。そんなに漆喰つかっていいんですか?って思いましたね(笑)」

そんなふうに今では笑顔で当時を振り返るS様。S様の柔らかなお人柄によって、私たちはいつも優しい気持ちになってしまいます。

 

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「漆喰はそんなにいいですか?」と社長。

「漆喰は、それはもう全然違いますね。まず空気が本当に奇麗ですよ。最初家が出来て、一歩入ったときの空気感が本当にもう全然違いましたね」とS様から嬉しいお言葉をいただきました。

「両親は、夏涼しいねって言っていました。初めて来た人たちはみんな、どこにエアコンあるの?って聞くんですけど、ひとつもないよ?みたいな(笑)」というほど、夏は涼しかったというS様邸。快適に過ごせたようで、我々も一安心です。高断熱高気密だけではなかなか実現できない、漆喰という自然素材の効果が高かった快適性だろうと社長が話していました。

さすがに1台もエアコンがないのは不便だろうという事で、今では二階に1台だけエアコンが設置されましたが、この夏はエアコンなしで過ごされたS様。一軒家に1台だけで済むという気密性能は省エネ建築診断士の資格をもつ新沼さんの設計ならではです。

 

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窓からは安達太良連峰の美しい山並みが望めます。

「なんか良い。だけど、何が他の家と違うのか。それは言葉にするのはなかなか難しい問題ですね」

そうおっしゃるS様は、美しく暮らし、生活を楽しんでおられる様子が垣間見えました。いろんな要素が複雑に絡まりあって、「なんだか気持ちの良い家」になる。それがラビーダの家なのかな、と思います。

 

S様の暮らしかたや、ラビーダとの暮らしづくりにご興味あるかたは、是非いちどお店に遊びにおこしください。お店にはいつでも家具と家の専門知識をもった愉快なスタッフが、在中しております。

そして今月の22日、23日。実際にS様の建てられた家を見て、家具と家が美しく調和した「住宅」での美しい暮らしを体感してみてください。

皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。

 

 

長谷川