O様邸の漆と漆喰

こんにちは、長谷川です。

郡山市駅前で施行中のO様邸

漆喰左官工事が終わったとのことで、施主のO様とともに現場見学に伺ってきました。

 

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漆喰が塗られ、前回うかがった時とはがらりと印象を変えていました。

 

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漆喰の壁は、空気がきれいになることはもちろん、太陽の光を柔らかく反射し空間が明るく優しくなることが特徴です。

 

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日本では神話の時代から使われて来たという漆喰。日本人には、漆喰が心地よく感じる遺伝子が存在しているように思います。

 

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工事中ですので荷物は散乱していますが、それでも空間がキレイにみえるのは漆喰の効果でしょうか。階段もぱりっと仕上がっています。

 

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今回の階段手すりにはヒノキに漆を施して仕上げています。

漆も漆喰と同様に、縄文時代から日本で使用されていた素材。日本古来の伝統を活かしたデザインとなっております。

 

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かまぼこ型の手すりのデザイン。手に馴染む、柔らかで自然な曲線になるよう無垢のヒノキ材を削り出して作りました。

 

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触れば触るだけ、手すりには光沢が出て行くはずです。

 

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玄関ホールの飾り棚は、会津産の栗に拭き漆。漆も会津産とのことで、相性はばっちりです。銅製の支柱がアクセントになっています。

漆喰の白と漆の深い色合いのコントラストが美しく映えます。

 

ところで、「漆を喰う」と書いて漆喰ですが、漆喰は「せっかい(石灰)」の当て字で

漆喰と書くことになったとか。

 

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浴室にもヒノキを貼りめぐらせ、木の空間にしあげました。

 

完成間近に、現場を見ながら打ち合わせができて、O様とラビーダでより相互理解が深まりました。

お互いの考えをお店でも現場でも、細やかに話し合って調整していけることが、ラビーダの特徴のひとつなのかな、と最近は思います。

 

O様、本日は打ち合わせお疲れ様でした。

完成まであと一ヶ月。とうとう完成が見えてきましたね。

今後もどうぞよろしくお願いいたします。

 

長谷川