リペア:ディプロマットチェア

GWも終わり、ようやく一息つける今日この頃。皆さんはどんな休日を過ごされたでしょうか。連休中はたくさんのお客様にご来店いただきありがとうございました。

 

さて、話は本題。今回はFinn Juhlのディプロマットチェアを修理しました。

修理内容としては2点です。

○アーム部分の塗装剥離→木部調整→再塗装。

○座面のウレタン交換。

 

ディプロマットチェア

 

最初に現状を確認。全体をさらっと見てみると、そんなに状態は悪くないように見えました。座面と背面は最近張り替えられた様子。ただ座ってみるとクッション部分の具合がいまいちしっくりこない。。。なんというかトランポリンに座っているかのような。

そして、本体アーム部分のラッカー塗装が劣化により所々剥がれていました。

 

まずはアーム部分の剥離からです。

ボロボロになっているラッカーの塗膜を剥離。そして木部のサンディング。

 

ディプロマットチェア

 

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サンディング後は綺麗な木目が出てきました。

 

そして今回はラッカー塗装ではなく拭き漆で仕上げました。

というのもウレタン塗装やラッカー塗装は木部自身の呼吸を止めてしまいます。そこで今回はラビーダ初!ローズウッドを漆で仕上げました。漆はJAPANと言われるくらい世界を代表する塗料です。漆は耐水・耐熱性・耐酸性・耐アルカリ性をもち尚かつ木部の呼吸を妨げない特徴があるんです。

これを使わない手はない。

 

拭き漆4回仕上げ。

ディプロマットチェア

 

ディプロマットチェア

 

ディプロマットチェア

 

ディプロマットチェア

 

ディプロマットチェア

 

ディプロマットチェア

 

ディプロマットチェア

 

アーム部が拭き漆仕上げ。脚部がラッカー塗装。

違いが分かりましたでしょうか。なかなか写真だけでは伝わりにくいのですが、全く別物のようになりました。

 

大きく変わったのが二つ。

○一つ目は艶。ラッカー塗装は艶がありテカテカした感じなのですが、漆は上品な艶感があります。鈍い光沢というんですかね。実際に見比べると質感が全く違います。

○二つ目が肌触り。先ほど述べたように漆は呼吸を妨げないので触れていても手に馴染むのです。それがゆえ漆を塗った所の匂いを嗅いでみるとローズウッドの香りがきちんとするんです。

 

とうとう明日は納品。

楽しみです。

 

saku