日本の伝統技術でつくられる、aチェア。

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aチェアは、”名作椅子以上の椅子をつくる” という想いから生まれました。

 

左から、ハンス・J・ウェグナーの “CH33” 、ラビーダの “aチェア” 、ボーエモーエンセンの “3236” 。

 

CH33も、3236も、1950年代にデザインされ、いまだに生産が続いている、世界的な名作です。

 

良く似た構造(木製ダイニングチェア、背もたれは成形合板)の3脚です。

 

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CH33と3236の “背もたれ” には、円形の埋め木が埋められています。

 

この埋め木は、金属のビスをつかって背もたれをジョイントしていることを隠すための埋め木です。

 

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aチェアでは、金属のビスをつかったジョイントをやめました。

 

長期間の使用によって金属のビスが、木部割れの原因になることがわかったからです。

 

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aチェアの背もたれのジョイントには、木製のパーツを使用しています。

 

一点一点、丁寧に削って作られてるジョイントパーツは、 “雇実接”(やといざねはぎ)という日本の伝統技術です。

 

昔では椅子に使われることは考えられなかった、大変テマヒマのかかる作業です。

 

現代のハイテク技術と、伝統的な家具製作技術をもつ、朝日相扶製作所との共同開発で実現することが出来ました。

 

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ラビーダが “本物の木の椅子” にこだわる理由は、木の椅子が高価なものになってしまい、手の届かないような価格になってしまったからです。

 

発売当時のCH33や3236は、より多くの人に、本物の椅子を届けるためデザインされたものでした。しかし、現代では大変高価なブランド品として、販売価格は上昇し続けています。

 

木の家具には、他の素材にはない暖かみのある魅力があります。低価格だからといって、つくりに妥協しない、本物をaチェアは目指し作られています。

 

 

 

長谷川