【椅子張生地】dop /minä perhonen

aチェアに ミナ・ペルホネン(minä perhonen)の生地 ”dop” が仲間入りしました。

  

   

経年変化で表情を変える生地 ” dop ” と、ナラ・栗・山桜という日本の木で作られたaチェア。

   

布と木の経年変化を体感し ” 時 ” を楽しんでください。

   

” dop ” は、カラーバリエーションが多く、無地で17色、choucho・tambourineで34色ご用意しております。aチェアをあなたの好きな色にカスタマイズいたします。

  

【 minä perhonen とは 】

デザイナー皆川明さんにより1995年ファッションブランド「minä(2003年よりminä perhonen)」として設立されました。

   

時の経過により色あせることのないデザインを目指し、想像を込めたオリジナルデザインの生地による服作りを進めながら、インテリアファブリックや家具、陶磁器など暮らしに寄り添うデザインへと活動を広げられています。また、デンマークKvadratスウェーデンKLIPPANなどのテキスタイルブランドへのデザイン提供や、朝日新聞や日本経済新聞の挿画なども手がけられています。

  

  

【 生地 “dop”について 】

    

「暮らしの中で表情を変えてゆく新素材」

  

両面モールスキンのダブルフェイスによる生地“dop”は、 使い込むうちに表面の糸が擦り減ることで、裏面の色が現れてくる性質を持ち、 劣化するというのではなく時間をかけて変化し 永く愛用していただけるよう考えられデザインされています。 繊細に起毛された滑らかな肌触りのテキスタイルは、 スツールやソファなどの張り地として、またクッションやバッグなどの 日常の暮らしに寄り添うアイテムに適しています。 

   

【 “dop”開発のきっかけ 】

    

木や革などの素材を用いた家具は、人によって使い込まれることで長い年月を経て、 徐々に風合いが変化し、それに伴い生まれる独特の味わいが、さらなる魅力、価値としてとらえ られます。しかし、それらの家具の上に張られる生地に対しては、年月を経ることで劣化するも のと考えられてきました。 “dop”は木や革のように、日常的に使い込み、年月を経る中で起こる摩擦によって表面の糸が 擦り切れ、裏面の色が現れてくる性質を持ちます。 擦り切れてしまったから劣化した、古くなったから新しい生地に張り替えるという発想ではなく、 生地自体が年月の中で変化し、擦り切れたところからのぞく新しい色を楽しむことができます。 北欧では、一つの家具を、親から子へ、子から孫へと受け継いでいくのが一般的です。 その長い年月の中で、家具に張られた生地もまた、形や色を変化させながら、 使う人の癖や、使う場所の空気までも染み込み、愛着が湧いていく、そのような生地を作れたら と思いました。 

      

また、“dop”の生地は、日本の工場で織られています。
メイド イン ジャパンのインテリアファブリックを発表したいという気持ちがありましたし、そ れを日本だけでなく世界へと広く紹介していきたいという思いがあります。 そのため、日本で好まれやすい落ち着いた色から、暮らしのアクセントになるヴィヴィッドな色 まで、色の組み合わせを 17 種、両面の色を含めると 34 種、さらに choucho、tambourine の刺繍 を施した生地をご用意しました。 “dop”はイタリア語の“doppio”=「ダブル」に由来します。 裏表が異なる表情を持つダブルフェイスによる生地は、どちらも表としてとらえることができま す。 

    

  

自分たちの挑戦してみたいことに対して納得がいくまで突き詰め、それを発表をすることはでき ますが、そのつくりだしたものに「時間」と「愛着」を持たせることは、作り手の側からは決し てできません。 作り手から製品を受け取った人が、その製品とともに時間を重ねることで、「愛着」という作り 手には作り出せない「価値」が生まれます。 年月を経ることで価値が下がるということではなく、長い年月を通して使うことで「愛着」とい う価値が増していく、“dop”はそれをデザインとして表現できたと考えています。 

   

minä perhonen

   

お手持ちの椅子やソファにも ” dop ” の生地を使って張り替えることができます。

お気軽にご相談ください。

  

   

【dop / minä  perhonen 】

65%ポリエステル・35%コットン

摩擦強度マーチンデール法50,000回

50,000回ほどの摩擦により裏面の色が現れるようにデザインされています。