東京にいたとき、友人のつてで、ラ・ビーダの家具デザイナーだった神谷さんにお会いし、ラ・ビーダについていろいろと聞かせてもらいました。無垢材にこだわる家具店で、造作からオリジナル家具まで手掛け、家も造ってしまうなどの話に興味が湧きました。私は石川県金沢の生まれで、大学は茨城。郡山はもちろん、東北を訪れたことはなかったんですが、一度訪ねてみることにしました。「神社みたいに空気がきれいなお店だな」というのが第一印象です。
前職は店舗照明を扱う企業で、店舗はずい分見てきましたが、ラ・ビーダの雰囲気は、いままで感じたことがないものでした。そして家具は中身が詰まった本物ぞろい!家具デザインを学んだこともあり、ここで仕事がしたい!と入社を決意。以前は仕事柄、不規則な生活を送りがちでしたが、ラ・ビーダに入って食や生活習慣への関心を持つようになり、より健康的に日々を過ごせるようになったと思います!
それぞれが案件を抱えていて日々忙しいのですが、お客様のためにできることに一生懸命。それが、ものづくりに反映されていると思います。私は学生時代に自作した家具をいまも自宅で使っていますが、当時、デザインしたものはコンセプト重視の偏ったものだったなと感じることがあります。家具も家も、使う人のためのもの。ラ・ビーダは、それがとても明確です。
初仕事は、リノベーションのお客様のお宅でした。その仕事の一貫で、双子の女の子のための本棚をデザインさせていただきました。素材・形ともおなじものをふたつ。独立して使えますが、並べたときに天板の木目がつながるように仕立てたら、とても喜んでくれて、嬉しかったです。ラ・ビーダは、お客様への想いがとても強い企業だと思います。納品する家具の抽斗にプレゼントを忍ばせたり、サプライズが大好きなんです。お客様を喜ばせたくて、自分たちも楽しんでいる。何かいいでしょう?