磐梯町

最近のラビーダは真剣に「Discover Japan」をテーマに、その土地の魅力を体感する事を大切にしております。(この件については後記述。)
 
今日は漆作家さんと打合せに磐梯町まで行ってきまして、この秋に予定しているプロジェクトが良い方向に向かう可能性がみえてきました。
色々と教えて頂く事ばかりで、やはり「軸足」が地に着いている人の口から出てくる言葉は、なんともまぁ心に「すーっ」っと入ってきます。
この方は全国でも、もはや希少となってしまった漆掻き職人さんでもありまして、その道具等もみせていただきました。
 

 
どうですか。こうゆう道具の持つ魅力。本当にかっこ良いです。

それと、この写真、どちらかが国産漆で片方は中国漆です。分かりますか??

 

 
正解は右側の色の薄いのが日本の漆です。(だそうです‥)
知りませんでした、ここまで色が違うとは。
 
その後は作品なども見せて頂き、人柄も素敵なM氏のファンになってしまいまして、この人と共に物作りをしたいという気持ちを得る事ができました。
諸々、皆様にお披露目できる段階になったときには改めてご紹介したいと思いますので、皆様乞うご期待です。
 
そしてそして、文頭に書きました日本発見!ですが、偶然な事に作家さんの工房から車で少し走ったところに、数年前に復元された「慧日寺」がありましたので、お参りがてら寄らせて頂きました。
 

 
周辺には資料館や遊歩道が整備され、ゆったりとした時間が流れています。
この参道、他の寺社仏閣には見られない様式ですね。
 

 
1200年前の建築物なので、様式も朝鮮や中国の物に近いです。
屋根は杉の厚板によるトチ葺き。美しい。コストが見合えば住宅にも使いたくなりますね。
 

 
お堂(金堂)内に入る事もできました!
床は松の釿(ちょうな)仕上でしたが、これは床に表情を持たせ、光の反射も上品で、何より歩くと足裏の感触がとても気持ちよいです。この床材も使いたいですねー。本当に。
 

 
そして関心したのが回りの遊歩道がただのモルタルではなく、木屑が練り込まれたものでして、これがなんとも独特のクッション性があり、歩くのも心地よかった……
 

 
さて、今日は磐梯町でしたが、皆様の町にも史跡や素敵なスポットがあると思います。
是非、おすすめの場所がございましたら、お知らせください!