郡山市で改築中のS様邸の壁が仕上がりました。
一般的に壁材として普及している壁紙とは違い、左官材と呼ばれる漆喰で壁を仕上げています。
漆喰は、いわゆる「塗り壁(ぬりかべ)」
職人さんが丁寧に施工します。また、職人さんの技術や経験、性格によっても仕上がりが異なるという特徴があります。
上の写真は、下地を職人さんが塗っているところ。
漆喰を塗ると、途端に部屋の印象が明るくなります。
壁、そして天井も漆喰で全て塗りました。
床の間の上部のカーブも、綺麗に丸みをもたせて塗っています。
職人さんのコテの具合で仕上がりは全く変わってしまいます。
わざとコテのあとを残したり、塗りっぱなしにしたり、押さえたり。S様邸ではフラットな「押さえ」の仕事を職人さんにお願いしています。
左官の仕上げ具合で部屋の雰囲気はガラリと変わってしまいますので、職人さんは腕の見せ所だと言わんばかりに神経を研ぎ澄ませ、繊細に仕上げてくれてました。
左官材は現場で水と混ぜ合わせながら、質感や場所に合わせて適切な硬さに練り上げます。
季節や環境だけでなく、その日の天気によっても練り方は微妙に変わってくるそうです。
漆喰によって明るくなった室内。
外の光を室内に柔らかく広げてくれる効果があります。
室内の湿度を調整し、カビの発生を抑制する抗菌効果もある漆喰は、収納内部の壁材にも最適です。
薪ストーブの背に配置される腰壁のカウンターは、ナラ材の一枚板。
家の仕上げが見えてきました。
漆喰によって、嫌な臭いの消臭効果もあります。
非常に快適なS様邸。
お引渡しの日が楽しみです。
長谷川
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