先日、須賀川市のS様邸に納品に行きました。
S様は、社長の渡部が9年前にデンマークにビンテージ家具を買い付けに行った時に、(なんと)同行されているお方で、たいへん永いお付き合いをさせていただいている大事なお客様です。
今回は納品の記録とともに、S様のデンマークビンテージ家具の数々をご紹介させていただきます。
今回納品した家具はピーター・ビット&オルラ・ムルガード・ニールセン(ソボーグ・モブラー社)のチーク無垢の棚。端正な佇まいに、割り付けが大変美しい棚です。隣の椅子はオーレ・ヴァンシャーのNo.149「コロニアルチェア」です。
手前:No.149「コロニアルチェア」(ブラジリアン・ローズウッド)|オーレ・ヴァンシャー
奥:NV-53(ニールス・ヴォッター社製 / ブラジリアン・ローズウッド)|フィン・ユール
別の角度から
手前:JH-503「ザ・チェア」(ヨハネス・ハンセン社 / チーク)|ハンス・J・ウェグナー
奥:ディプロマットチェア(フランス&ソン社 / ローズウッド)|フィン・ユール
今では、なかなか見ることの出来ないブラジリアン・ローズウッドのビンテージ。
ここで、少しブラジリアン・ローズウッドをご説明いたします。
ローズウッドとはその名の通り、ローズのような強く甘い匂いがするマメ科の木です。その中でもブラジルに生息するブラジリアン・ローズウッドは1992年絶滅危惧種としてワシントン条約に指定され商取引ができない木となりました。同じ物を作りたくても作れない。そんな家具です。
お察しの通り、9年前にデンマークで仕入れたこれらの家具は、オークションにより当時の3倍以上の値がつく物となってしまいました。
今回の納品時にも、ブラジリアン・ローズウッドの家具を拝見させていただき、当時から人々を魅了するブラジリアン・ローズウッドの家具に、また私達も魅了されながら帰路につきました。
S様、ありがとうございました。
また、勉強にお伺いさせていただきます。
イトウ&ミサキ
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