こんにちは、長谷川です。
新しいaテーブルが5台、出来上がってきました。
aテーブルは1台ずつ、捧工芸さんによって丁寧に製作されています。
今回のaテーブル、実は使っている木材に新しい試みをしています。
手前の二台は小中径木と言われる樹齢100年から150年のミズナラを使って製作されました。
ラビーダで使われる北海道産のミズナラ、そのなかでも小樽オークと呼ばれる材は樹齢が250〜300年の大径木を製材したものです。そのため、現在大変希少な材となり近い将来使うことが出来なくなってしまうことが予想されています。
そのような現状のなか、独自の資材調達ルートを開拓したことにより、樹齢100年から150年もののミズナラで家具製作に適するものを仕入れることができました。
小中径木は、いわゆる間伐材といわれるもので本来パルプなどの紙製品に使われるはずのものです。
間伐材を有効利用することは森林の保全につながり、大径木を育てることにつながります。
今回は、試作ということで135cm×80cmと150cm×85cmのテーブルを一台ずつ製作しました。
手前2台が小中径木、奥の3台が大径木(小樽オーク)を使用して製作されたものです。
【小中径木のaテーブル】
W1,500 D850 H700mm | 価格(税別):180,000円 |
W1,350 D800 H700mm | 価格(税別):160,000円 |
若い木ゆえのパワフルで荒々しい木目ですが、質感はさすがの道産ミズナラというクオリティです。
手にしっとりと馴染む感触と堅すぎず柔らかすぎない触感は道産ミズナラならではです。
【大径木(小樽オーク)のaテーブル】
W1,500 D850 H700mm | 価格(税別):215,000円 |
W1,350 D800 H700mm | 価格(税別):186,000円 |
W1,500 D850 H700mm | 価格(税別):215,000円 |
大径木(小樽オーク)の特徴は、綺麗にはいった虎斑(とらふ)と落ち着きのある色合いです。
aテーブルに使われているフリッジ材は伐採されてから50年ほど寝かされていました。伐採された時点で樹齢は250年から300年ということは、このテーブルに使われているミズナラが芽吹いた時代は江戸時代中頃でしょうか。時間の積み重ねを充分に感じることの出来る貫禄あるテーブルとなっています。
小中径木と大径木。同じ形、同じサイズのテーブルでも、使われる素材が違うことでこんなにも印象が変わってしまうということが不思議であり無垢材で家具をつくる面白さなのかも知れません。
画像だけでは伝わらない、質感の違いや重ねて来た時間の違いを感じるため、ぜひ店頭にてその違いを体感して欲しいなと思います。
長谷川
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