9月もあっという間にあと数日ですね。
今ラビーダの裏にある田んぼでは稲刈りのまっただ中です。稲刈りの風景をみると秋が来たんだなとほっと感じますね。ただスタッフの数人はイネ科の花粉の影響で鼻を啜って辛そうですが。
さて、今回は陶器のマグカップと漆椀を修理致しました。
前回に引き続きラビーダスタッフの新沼さんからの依頼です。
まずは依頼内容です。
before
この陶器マグカップは10年ほど前に、新沼さんが益子でご購入され使われていたものです。そしてこの陶器は大谷石の粉末を釉薬に混ぜ込み焼き上げられたものだそうです。
見た目は損傷があるようには見えませんが、水をいれるとぽたぽたと水が側から染み出してきていました。よってもれている場所に漆を塗り、水漏れを塞ぐ補修を施しました。
after
外側だけでなく内側にもきちんと漆を入れました。
そしてもう一点は漆の椀です。
before
縁が欠けてしまい、その破片も無くなってしまったようです。
そこでこの欠けの部分を漆で埋め、金を蒔きました。
after
壊れたから捨てる。それではあまりにも寂しいものです。
愛着があるからこそ長く使いたい。愛情を込めて使っている道具には新品には出せない味わいと美しさがあります。
修理の事でも何か疑問点などがありましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
saku
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