リペア:K様

一週間お休みを頂きまして、皆様ありがとうございました。
今回の夏休みは実家が遠方のスタッフ(僕の事です)もいるという事でお店を一週間お休みしましたが、今日からまた開店です!
僕の実家は和歌山県なのですが、社長家族にも来て頂き、充実の休みとなりました。
詳しくはもう一つのブログをご覧ください。
 
さて、この連休前の出来事ですが、Aksel Kjersgaard(アクセル・キイャスゴー )のナイトテーブルのリペア相談に茨城からK様が来店。
前板と本体にラッカー塗装が施されており、せっかくのチークの風合いがテカテカして、「なんとかしてください!」とのこと。
 

 
前の販売者がしたのか、前に所持されていた方がされたのかは不明ですが、確かに有機溶剤の匂いもしてしまっており、「これはイカン」という事で早速ラビーダ裏にてリペア講習会。
講習会というのは、本来家具のメンテナンスはよほどプロじゃないと出来ない事以外は、オーナー様自らが愛でるという意味でも手をかけて、キレイにしたり、汚れを取ったり、小さい傷なら修復する、こういった事が日常的になるという事が、「木の文化」の復興になると思っているからです。
 
♯180から紙ヤスリで表面のラッカーを取って行きます。
 

 
ウレタンだったり、よほど塗装が深層まで食いついている場合は、剥離材を使用せざるを得ませんが、今回は無事(?)薄く塗られていた程度だったので、ヤスリで仕上げて行きます。
その後、#240→#400と段階的に表面を整えて行き、K様もこんな短時間で見違えて行く大切な家具に驚きを隠せません。
そうなんです、皆様が思っている以上にメンテナンスは簡単なんです。
メンテナンス案件で最も承るのがダイニングテーブルですが、ヤスリで形状が変わってしまう程削れる事はほとんどありません。思い切って天板をヤスリ掛けし、オイルをムラの出来ないように塗布して行く。
終わってしまえば「これだけの事」なのですが、見違えった家具を見ると、また更に愛おしくなるのです。
 
皆様もお持ちの家具で、そろそろ手入れして上げたいけど方法が分からない!ということであれば、我々LaVidaメンテナンス部隊にご相談ください。