剣持先生とビッツ先生

震災以降、特に今年に入ってから家具の受注が立て続けにあった事は前にも書いたかと思いますが、やはり生活を今一度見直す方が増えている事が実感としてあるのは、家具屋としても、デザイナーとしても嬉しい限りです。本当に。
もちろん商売ですから、儲けが出ないことには駄目(というより続けられない)なので、とても大切な事ですが、対価は頂きつつも、納品した家具を目の前に空間がより良くなる瞬間のお客様の顔(というより表情)を見ると、納めた家具達も大切に使われて、持ち主の生活を支えながら、長らく面倒を見てもらえるんだろうなと、安堵の感に包まれると同時に、不思議な満足感にも出会えるのが家具屋の醍醐味です。
 
さて、前置きが長くなりましたが納めさせて頂いた家具達を連続して……
 
まずは天童木工が誇る、ロングライフデザインの筆頭と行っても過言ではないでしょう。
剣持勇デザインのリビングソファ!
 

 
張地はキファソ(デンマーク製綿麻。ラビーダスタッフ内で大人気)に張替えさせて頂いたのですが、近頃めっきりオススメ生地の中核を担っています。
麻が入っているせいか色が沈んで見えるのですが、これがとても美しく、finn juhlからwegner、剣持まで、何に張っても主張せず、でも上質感をさらに上げてくれる優秀なファブリックです。
お買い上げ頂きましたS様、ありがとうございました!
 
 
そして今日はピータービッツの不朽の名作、soborg mobileのローボードをご購入された郡山のK様邸に納品に行って参りました。
 

 
長らく悩まれた甲斐がありましたね!Kさん!
寸法もぴったり、納めるべきものたちもこれでバッチリ片付くことでしょう!
Kさんの話が面白すぎて、いつまででも聞いていられました。
本気で漫談家になれる能力を持った人だと思います。
 
 
K