天童木工のcentroソファをご存知でしょうか。
デザイナーの剣持勇氏の名前を冠して、「剣持ソファ」とも呼ばれることの多いこのソファは、1958年にデザインされた香川県庁舎(設計:丹下健三)のためにデザインされた家具が原型と言われています。
未だにファンの多いcentroチェアは、見た目の美しさ、耐久性メンテナンス性や座り心地の機能性、リーズナブルな価格と優れた家具デザインに必要な要素を全て満たした名作ソファです。
剣持勇氏について
このソファをデザインした剣持勇氏は、日本を代表するデザインの仕事を数多く手掛けました。
前述の香川県庁舎のインテリアデザインや、1960年のホテルニュージャパンの内装。意外なところでは、乳酸菌飲料の「ヤクルト」や「ジョア」のパッケージも氏のデザインです。
ニューヨークの近代美術館(MoMA)の永久コレクションに代表作である「ラタンチェア」が日本の家具として初めて選ばれているほか、渡辺力氏、柳宗理氏とともに日本インダストリアルデザイナー協会を設立し、グッドデザイン運動を推進するなど、日本のデザイン史の礎を築いた方です。
(画像出典:剣持勇デザイン研究所HP)
香川県庁舎のためにデザインされたイージチェアを改良し、天童木工から発売されたのは1985年。剣持勇氏が亡くなられた1971年から14年余りを経て、剣持勇氏の構想をもとにデザインされました。
シート部の構造材は成形合板。緩やかな曲線によって柔らかな印象を与えます。
打ち合わせで使われることを想定しデザインされているため、シートのクッションは硬めで、姿勢が崩れないようあえて座面の奥行きは浅くなっています。
香川県庁舎のイージーチェアからの改良点として、背もたれは腰の当たる部分が一段高くなっており、背もたれに体をあずけた時に背中のラインがフィットします。
後ろ姿もスッキリとキレイに整えられているため、住宅での使用の際も壁に寄せることなく、ソファを独立させて配置しても様になります。
二人がけソファも同様に、安定感があり軽やかな印象を受ける佇まいです。
脚部後背面には、天童木工のロゴマークがオーク材の美しい木目の中に配置されています。
一番大きな三人がけのソファ。
centroソファは1〜3人がけの3サイズです。
ファブリックはお好みのカラー、素材の中から選ぶことができます。
【おすすめ生地】
・chivasso(キファッソ) ☞ http://www.chivasso.com/
・kvadrat(カヴァドラ) ☞ http://kvadrat.jp/
・fisba(フィスバ) ☞ http://www.fisba.co.jp/
ラビーダの店頭では常にcentroソファを展示しております。
どうぞ気軽に、座りにお越しください。
名作を体感されることで、たくさんの気づきがあると思います。
【関連記事】
・社員研修で天童木工さんへ。 ☞ コチラ
・剣持ソファの納品 会津若松 A様 ☞ コチラ
・家具のトータルコーディネート。 ☞ コチラ
・H様邸の、家具トータルコーディネート。 ☞ コチラ
・納品 S様邸 ☞ コチラ
・張替「剣持スツール」 ☞ コチラ
Tweet
|
|