堀田カーペットさんの工場見学へ行ってきました。
堀田カーペットさんは1962年創業の大阪市泉洲の老舗カーペットメーカーです。
上質なウールを用い、ウィルトン織機という18世紀の産業革命時に開発されたカーペット織機を使用しながら「ほんもの」のカーペットを作り続けています。
このウィルトン織機は日本でも数台しか残っておらず、世界的に見ても台数が少ない上に織機を扱える熟練の職人さんが少なくなっています。
V字型フックが糸の張り具合を一本一本調整するためにかけられます。長年の経験と勘で職人さんにより配置されていきます。
織りあがったカーペットは細かく検品されていきます。
光の方向を変えてさらに検品です。
堀田カーペットさんは、敷き込み式のカーペットを中心に作られ、有名ホテルやデパートなどの特注品も多く手がけられています。
ホテルやデパートなどの汚れやすいところになぜウールのカーペットが使われるのかというと、ウールにはホコリや汚れを吸着する性質があり、遊び毛とともに汚れも掃除機で除去することができます。耐久性はもちろんですがメンテナンス性がとてもよく、綺麗な状態を保つホテルやデパートには最適な素材となります。
住宅の中でも敷き込みカーペットは使われますが、ラビーダは栗やヒノキなど無垢フローリングを使うことがほとんどです。
そんな私たちを三代目社長の堀田さんがご自宅に案内していただきました。
堀田社長のご自宅は浴室以外はすべてカーペット敷きのフローリングとなっています。
玄関、階段、リビニグダイニングはもちろん、キッチンや洗面脱衣まで。
実際に生活されていると汚れなどが気になるところですが、ウールの特性が如実にあらわれておりキッチンの下やソファ周りなどは汚れがほとんど気になりませんでした。
それぞれの部屋で異なるウールの感触を感じ、音の吸収による生活音の響きも異なる空間を体感させていただきました。
そして、次はラグ製作の工場へ
堀田カーペット株式会社
ホームページ:http://hdc.co.jp/
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