LaVidaの厳選家具の材料の中で、特にこだわりをもってご提供させていただいているものがチーク材です。
1995年に家具の本場デンマークに初めて訪問した際に、数々の美しい家具にチーク材が用いられていたこと。マホガニー、ウォールナットと並ぶ世界三大銘木の一つであること。品の良い色合いと木目を持ち、堅く、水に強く、加工が容易であること。これらの特質から、LaVidaはダイニング用のLテーブル/Lチェア、キッチンカウンター、リビング用の各種ビンテージの家具、住宅の玄関ドアなど、住環境の中で要所となってくる場所にチークをあしらいます。
ただしチークは材として大変優秀ですが、一つだけ難点があります。それは、繊細な家具の材料として使えるような乾燥材になるまでに、かなりの時間を要するということです。天然乾燥では材の厚さにもよりますが約3年の期間を要します。人工乾燥でも約1年は必要です。そこでLaVidaでは、安定してお客様にチークを供給できるよう、前もって木材を品定め・調達し、本物の質感を体感できるよう、店内で公開保管しています。
写真は、9月初旬にLaVida関係者3名にて、山梨県甲府市を訪問し、㈲遠藤銘木にて仕入れたチーク原木を、同市内にある㈲内藤木材にて製材したときの様子です。一連の記録は、チークの材料学とともに一冊の本にして、店内で閲覧できるようにしました。お客様にご提供するチークの家具ができるまでのストーリーを公開することで、いつ、どこで、誰が、どのように材料を調達しているかを明らかにし、そのことがお客様の安心に繋がれば幸いです。
三崎
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