山間に佇む二軒の木張りの家。
ラビーダで10年ほど前にご提案させていただいた三春町紙漉の里の二棟です。
このうちの一棟に暮らしながら、裏山の手入れをするのは佐藤英二さん。
本職の薪ストーブプランナーとともに、里山を自身で手入れをしながら伐倒された木で薪を作り、お客様に提案してくださっています。
佐藤さんの管理する山を案内していただきました。
三春町で整備した遊歩道でしたが、長い間誰も管理されることなく、荒れ放題になっていたこの山を、少しずつ手入れし、人と自然が触れ合える場所へと変えていこう佐藤さんは意欲的です。
遊歩道のベンチなど、本業の傍らDIYでものづくりをし、整備を行っています。
そしてご自宅の前には2年分の薪。
お隣の分と合わせ、きちんと積まれた薪棚は、通る人に驚きを与えてくれます。
薪ストーブに何より大切な「乾燥した薪」を、寒くなる前に仕込むことは、薪ストーブユーザーの使命です。
伐倒したばかりの木はまだ水分が抜けきっていないため、薪棚で半年から2年ほど置いておくと、とても良いコンディションの薪に仕上がります。
すべての薪をいつか自身で供給できるようになったら面白いよね、と笑顔でお話しくださった姿が印象的でした。
佐藤さんがお住いのご自宅も、もともとはK様という別な方が住まわれていました。
東日本大震災の影響で、お引越しを決めたK様は、信頼できる方に住み継いでいただきたいとラビーダにご紹介を頼まれました。
薪ストーブ屋さんとして確かな仕事をなさっていた佐藤様は、K様にとっても是非、ということで、里山の環境をしながら暮らすことのできるこの場所へと郡山から移住されてきたのでした。
未だ現役のサーファーである佐藤さんにとって、地球環境のことに無関心では入られません。
未来へと子供達が安心できる環境を大人達が作っていくためにできることを、小さなことからでも取り組んでいこうと活動されています。
基本設計は中村好文さん、家具や暮らし方のコーディネートは佐藤さんのサーフィン師匠の矢吹さんという個性的な住まいを、住みこなす佐藤さんのセンスはさすがです。
水周りもモルタルで造作された、デザイン性の高い空間でした。
外壁も10年経ち、大分経年変化が見えてきました。
佐藤さんが作るこの三春の暮らし。
この暮らしこそ、最近始まった「三春VIVO」の原型と言えます。
ご興味ある方、どうぞお気軽にお問い合わせください。
ダンゴモリストーブ:http://www.dangomori.com
三春VIVO:http://miharuvivo.com/index.html
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