眠りについて、真剣に考えたことはございますか?
7〜8時間が理想の睡眠時間と言われますが、人間は1日の1/3を眠っています。
生涯の20年から25年は眠っている計算。
それだけ長い時間を眠りに費やすのですから、質の高い眠りは、質の高い人生と直接的につながります。
眠りを科学する、とまではいかないですが、「ラビーダの考える質の高い眠りとは?」を考えていくシリーズ連載を始めることになりました。
ラビーダは寝具をどう考えているのか、どうしてこの寝具を選んでいるのか、ということを説明しながら、眠りについて考えていければと思っております。
睡眠は、私たち自分自身のメンテナンス時間です。
体だけでなく、脳をしっかり休めることで、次の日の活力を蓄えます。
寝具に不満がある、不安がある、満足していない状態は、体と心のメンテナンスに悪い影響を及ぼしてしまいます。
快適な眠りを得るために、自分に合った寝具を選ぶだけでなく、寝室の室温や湿度、
照明や音にも気を配り、環境を整えるだけでもずいぶんと睡眠の質を高めることが
できます。
さて、寝具、と一言で言いましても、様々な要素が重なって一つの寝具になっていることをご存知でしょうか?
ラビーダで展示されているベッドを使って、1層ずつ説明をしていきたいと思います。
[1層目・掛け布団]
コットンの掛け布団をめくると、羽毛布団。
寝具の中でも快適な睡眠の基本は「温度調整」と「湿度調整」。その多くを担っているのが掛け布団です。
羽毛布団は軽くて空気をたくさん含むため、保温効果が高く、汗などの余分な水分を上手に放出してくれます。
ラビーダでは良質なヨーロッパダウンを利用した羽毛布団を各種豊富に取り揃えています。
ヨーロッパダウンの良質さは、何と言っても羽毛のサイズが大きいこと。大きな羽毛は空気をたっぷり含み、軽く暖かな掛け布団を作ることができます。
[2層目・ブランケット(毛布)]
羽毛布団の下には、ブランケット。
まだまだ寒い東北ですから、温度調節のために薄手の毛布が一枚あると重宝します。
SASAWASHIのシルクと和紙を使ったブランケットは、驚くほど滑らかな肌触り。
睡眠時に直接触れるものだからこそ、素材の良いものを使いたいですね。
[3層目・敷きパッド]
ブランケットをめくると、敷きパッドです。
敷きパッド。なかなか検討する機会がない商品かと思います。なじみがない、と言った方が一般的でしょうか。
ですが、敷きパッドは、良質な睡眠環境に欠かすことのできない大切な商品です。1枚プラスするだけで寝心地がガラリと変わります。
ラビーダでお勧めしている敷きパッドは、キャメルヘアーや羊毛などの天然の毛を利用したもの。
天然の毛は、表面にあるキューティクルが開いたり閉じたりして、吸湿と放湿をおこないます。
だから、ふとん内の温度や湿度が最適に保たれ、夏はムレ感なくサラッと、冬はあたたかくお休みいただけます。
また、敷きパッドを利用しない場合、腰の下に隙間ができる寝姿勢になりがちです。
腰に隙間ができると、背中とお尻で全体重を支えることになり、身体へ無理な負担がかかりやすくなり、寝返りの回数が増え熟睡しづらくなります。
首の隙間を埋めるための寝具が枕、腰の隙間を埋めるための寝具が敷きパッドです。
枕をこだわられる方は増えてきておりますので、ぜひ快適な寝姿勢のための敷きパッドも広く知られていってほしいと思います。
日本式の「敷き布団」に合わせて使用することも、大変オススメです。
[4層目・マットレス]
敷きパッドをめくると、ベッドマットレスに到達します。
日本式の「敷き布団」に該当するものが、マットレスです。
ラビーダでオススメするマットレスは、天然のラテックスで作られているヒュスラーネスト社のマットレス。マットレスの厚みが3cm〜7.5cmの範囲で選ぶことができるため、身長や体重、筋肉量、敷きパッドやスプリングの種類によって体にあった固さに調整することが可能です。
マットレスや敷布団は固いほうが良いと言われてきたのも、昔の話。 ようやく最近になって、体の重みを均等に支えることが健康な睡眠と知られるようになってきました。
体の重みを均等に支える=体圧分散をきちんと設計されたマットレスを選ぶことが、快適な眠りにつながります。
体圧分散を謳う商品は数多くありますが、その程度は様々。
きちんと自身の体に添い、柔らかいけれど支えてくれるマットレスを選ぶことができれば、体の不調、腰痛や肩こりなどが劇的に改善するといわれています。
天然素材のラテックス製なので、機能面だけでなく、耐久性もあり、静電気なども起こしません。非常に優れた睡眠環境を作ってくれます。
[5層目・スプリング]
ラテックスマットレスをめくると、すのこ状のウッドスプリング、「リフォーマーエレメント」を敷いています。
天然木が主材料のスプリングは、通気性・吸湿性に優れています。
人は、一晩に0.3 〜0.7リットルの汗をかきます。通気性の劣る従来のマットレスに就寝した場合、空気の循環がない為に、熱や湿気がパジャマ・カバーにこもって不快を感じることが少なくありません。 湿った衣類・カバーは、すぐに冷たくなって、寒さを感じ、目覚めの原因になり自然の眠りのサイクルを妨げることになります。
朝起きたときに、まだ疲れやだるさが残っている状態に繋がります。
自ら呼吸し通気性の良い素材だけを使用することによって、心地よく乾燥した健康的な睡眠環境を作ります。
[6層目・フレーム]
リフォーマーエレメントは、木とコットンとラテックスを優しくつないでできています。
そのため柔らかくしなり、たたむことができます。
リフォーマーエレメントをめくると、ベッドフレーム。
やはり通気性を考慮し、必要最小限の構造でベッドフレームを作ることで、空気の動きを滞らせないよう配慮された設計になっています。
ベッド概論、いかがでしたでしょうか?初回はベッドの主要構成をお伝えさせていただきました。
次回からは、下記の各項目について、もう少し深く掘り下げてみたいと思います。
ご質問などもどしどし受付ておりますので、詳しく知りたいことなどございましたらコメント欄をご活用ください。
どうぞお付き合いのほど、よろしくお願い致します。
[1層目・掛け布団]
[2層目・ブランケット(毛布)]
[3層目・敷きパッド]
[4層目・マットレス]
[5層目・スプリング]
[6層目・フレーム]
長谷川
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