蒸し暑い日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
先日、会津若松市にて建設中のY様邸の上棟式に参加してきました。
上棟式とは、新築の家の基礎(土台)の上に、柱、梁などの骨組みが出来上がった時期に行われる日本の伝統的な祭祀です。棟が無事に上がったことを祝い、建物が末永く無事であるように願い、棟梁・大工さんたちへの感謝の気持ちを表す意味で行われます。
写真は大工さんが屋根の一番高いところに梵天(ボンテン)を設置しているところです。男性全員で屋根の上にのぼり(女性はのぼってはいけないそうです..) 塩・酒・スルメ・餅をお供えし、棟木を槌で打ち固める槌打(つちうち)の儀を行い、四方に塩を撒きお清めをしました。その後は会場を移し、施主様が工事に携わる方々をもてなす宴会を開いてくださいました。
普段関係の薄い施主様と現場の方々が上棟式を通し、家に対する思いや願いを共有することは、より良い家を造り上げる上で、重要な意味を持ってくると感じました。最近ではこのような儀式は簡略化され、行うこと自体も少なくなってきているそうですが、現代にこそ、このような素晴らしい風習が再び必要とされるのではないでしょうか。
三崎
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