約10年前、産声をあげたばかりのラビーダの住まい。その数年後、基本設計は建築家:中村好文さん、内部デザイン:ラビーダ+空間デザイナーさんにより「紙漉の家」は建てられました。
月日が立ち、住まう人を変え、この秋新たな「紙漉の家」の物語が始まりました。

海を愛し、薪ストーブを楽しむS様のライフスタイルは、効率よりも日々の暮らしのひとつひとつを丁寧に楽しむというもの。これからの暮らしに合う家具をラビーダでコーディネートすることとなりました。


暮らしの重心、Lテーブル。これから増えていく家族も見据え、LチェアとLベンチ。照明はもちろんLouis PoulsenのPH5(いまでは入手困難なグラファイト色)。「暮らしのモノを減らしたい」というS様のご要望を踏まえたあつらえ収納家具。家具を必要最小限に抑えることにより、暮らしに余白が残り、空間に柔軟性が生まれました。

不思議とすでに馴染みきっているS様の暮らしと紙漉の家。
やはりこの家には、暮らしを楽しむための家というコンセプトが根底にあるのだと思いました。

S様、ありがとうございました。
また遊びに行きます。
伊藤
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