とうとうS様邸のリノベーション工事が完了し、施主様に確認していただく日を迎えることができました。
(前回の様子はこちら→http://lavida.co.jp/dwelling/blog/cat01/3665/)
(前々回はこちら→http://lavida.co.jp/dwelling/blog/リノベーション/3519/)
外観は、昭和につくられたごくありふれた住宅です。家の前の金木犀の香りが秋を感じさせます。
まずは家の入り口、玄関扉を新しくタモ材で製作しました。玄関は家の見た目、防犯、断熱性能などに関わってくるのでとても大切な要素です。
ちなみ上の写真が工事前のビフォーの様子です。
中に入るとこんな感じ。床はヒノキの無垢材フローリングに張り替えました。壁はすべて国産漆喰の左官仕上げに。空気がきれいなことが家に入った瞬間から伝わります。
ポストも玄関の色とあわせてヒノキで製作しました。
玄関横にはトイレ。手摺やトイレットペーパーホルダーはチーク材で製作しました。
洗面台です。洗面台のタイルは、以前のお風呂場につかわれていたタイルを丁寧にはがし、再利用しています。
洗面台の扉も、同様に以前から使われていたものを再利用しています。古いものを活かし、新しいものと調和するよう考えられた空間設計です。
二階の四畳半の和室には、骨董品の文机が施主様のセレクトによって置かれました。
畳もすべて新しいものと交換されました。100%天然素材、い草で藁を包み、縁は木綿で仕上げられています。伝統の技で職人の作る、本物の畳です。
一度踏むと、その違いの分かる畳です。しっとりとした柔らかさで、寝転がったら絶対に気持ち良いということが伝わってくる畳です。
ペンダント照明のコードの長さを調整する小物も、製作させていただきました。ジョージネルソンの照明は一階の和室に。
キッチンの脇には、ひっそりと一畳程度の書斎を設置しました。奥様の三味線の練習部屋にするのだとか。パントリーの機能もある壁面収納がデスクの反対側に設置されています。
ダイニングにはラビーダのaテーブルとaチェアのセットを。
本物の小樽オーク(北海道産ミズナラ材)で製作されたテーブルは家族の集まる食卓にふさわしい存在感です。
ちなみにこちらのダイニングテーブルのナンバーは016/100。
小樽オークが現在市場にはほぼ存在していないことから、ラビーダで製造できる小樽オークのテーブルは限定100台となっております。
そんな小樽オークのテーブルで、施主様からお昼をごちそうしていただいてしまいました。
なんとも幸せなことです。
施主様との工事確認は終始なごやかな雰囲気で行うことができました。
最後に社長から奥様に記念品のプレゼントをお渡ししました。
飼い犬のモイちゃんにもなんとか満足していただけた様子。
これからこの家でどのような暮らしをされるのでしょうか。
S様、この度は本当にありがとうございました。
これからもどうぞよろしくお願い致します。
長谷川
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