こんにちは、長谷川です。
本日無事、A様邸のお引き渡しでした!
見晴らしよく、気持ちのいい立地に建っていた中古住宅を購入されたA様。
実は購入前からラビーダとの打ち合わせは始まっていました。
理想の暮らしが実現可能な物件か、一緒に考え始めたのが今年の八月末のことでした。
料理が得意なA様。初めて現調に伺ったときにごちそうしていただいた素麺がとても美味しかった事が忘れられないと社長が話していました。
そんなA様が大切にされたのは、やっぱり家の中心のキッチンでした。
今回は、そんなA様といっしょに考え、作っていったキッチンの説明をしていきたいと思います。
まず、既存のキッチンの構造を最大限に活用する事で、無駄なコストを掛けない事を念頭にプランは進められていきました。
既存のキッチンのサイズに合わせるため、ステンレスのシンクは新たにオーダーで製作しています。
なめらかで気持ちの良い手触りを求めて、最終仕上げは全てラビーダスタッフの手によって仕上げられています。
キッチンカウンターや手掛けの材料はチーク材。直接触る部分は手触りが特に良い材料を選んでいます。さらにチーク材は水回りに強く、美しい経年変化を期待する事ができるため、ストレスを減らし家事が楽しくなるような材料といえます。
チークに合わせた材料(面材)はタモ材。無垢材のような表情が特徴の材料で、既存の床材のテラコッタの雰囲気ともマッチする万能な材料です。
キッチンの設計は岡田さんによる設計です。
設備設計の専門家として、使いやすいキッチンを設計するスペシャリストです。
既存の壁と美しく接続するように考えられたカウンターは緩やかな曲線を描きます。小さなものを飾れる飾り棚として、キッチンに表情を与えています。
この手前に引き出すスペースは、ゴミ箱を収納します。ゴミ箱が目線に入らないだけで、動線の確保や清潔感、生活感を感じさせない空間となります。
コンロの対面の棚の上にはパン焼き機やトースター、精米機、電子レンジがちょうど収まるように設計されています。
画像手前の空間は冷蔵庫の収まる場所です。
お手持ちの食器類も全て収納できるよう、全て計算されて設計されています。
上部の空間も有効に使えるよう、飾り棚も付けさせていただきました。
空間を無駄なく使い切ります。
片 山さんが施主のA様に熱心に説明しているキッチン収納の裏側。いったい何事でしょうか。
扉を開ける際に指を掛ける、手掛けの部分に注目です。
実は、扉の下部だけタモの無垢材に切り返しています。手あかがどうしてもついてしまう手掛けの部分が、反対側から見えてしまう構造のため、元々シナ材だけで製作していた扉を急遽、汚れのつきにくいタモ材で製作し直しました。
よりよい暮らしをデザインするために、お引き渡しの直前まで仕様の変更を厭わないラビーダならではのフットワークと言えます。
家具と家をひとつに。その心は、その家での暮らしと人間とがストレスなく一体となった空間を目指すことにあります。「人と家がひとつになるために、家具と家がひとつである必要があるんだ」と社長は話していました。
次回はそんなA様邸の家具の説明をしていきたいと思います。
ご期待ください。
長谷川
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