ラビーダの家づくりの考え方

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こんにちは、長谷川です。

今年88周年を迎えたラビーダは、もともと渡部家具店として福島県小野町で生まれました。

当時は小さな指物工房。木工職人として渡部儀三郎氏が構えた工房がルーツとなっています。

 

88周年のラビーダの目標は、お客様の「知恵袋」的存在であるということ。

・木工業のベースとなる木の文化の事。(自然)

・快適な住環境に必要な考え方の事。(人間)

・美しい暮らし方をすることの大切さについて。(未来)

自然良し、人間良し、未来良しの三方良しの知恵を深めたいと思います。

そしてなにより、お客様に安心して暮らしづくりをしてもらうための知恵を、わかりやすくお伝えできればと考えています。

 

【会社の大切にしていること】

自然に寄り添い、快適で美しい暮らしを作ります

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ラビーダの作る家や家具は自然素材で作られています。

地球の自然が育んだ木を材料にしています。そのため、作られる物の質感は、素材の良し悪しで決まってしまいます。

ラビーダでは、まずその木がどこで育ったものなのか、いつ伐採されたものなのか、どのように保管されていたものなのか、全てがわかっている安全なものしか使用しないように心がけています。(材料のトレーサビリティの強化)

 

お店にある商品が、どんなもので作られているのか、疑問に思ったらどんどん聞いてください。作られている物の材料の背景が分かると、モノに対する愛着が生まれます。

 

もちろん住宅建材も全て素性のわかる木を使っています。

希望されるお客様には、乾燥材を保管している場所へお連れして、建材を選んでいただく事も可能です。伐採された場所や時期も直接確認する事が出来ます。

 

「遠い(不安)」と感じられる暮らし方を「身近(安心)」に感じることができる工夫をします。

<漆喰>

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ラビーダの住宅の壁は、漆喰左官仕上げをオススメしています。

「漆喰ってなんだか高級そう」「壁紙クロスの壁との違いがわからない」そんなお客様の声をよく聞きます。

漆喰の壁の特徴は、調湿効果が高く、空気がきれいになるということ。また、柔らかな光が部屋全体にまんべんなく回りますので、優しく落ち着く空間になります。

「空気がきれいになる」「光が優しい」そんな言葉をどんなに聞いても、実際のところはよくわからないですよね。

百聞は一見に如かずです。

ラビーダは昨年の夏に、お店の壁を漆喰に塗り替えました。

毎日働いていて、気持ちの良い空気を実感しています。お客様にも是非、体感していただければと思います。

 

<無垢フローリング>

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無垢材のフローリングの良さは、床が暖かいということです。

正しい言葉で言うと、床が冷えにくくなります。

木材はもともと蓄熱効果の高い素材。厚み30mmを超えるフローリング材は、福島の寒い冬でも冷たくなりにくいです。

お店の床も無垢材のフローリングです。お店では、パイン(松)、杉、栗の三種類のフローリングを体感できます。さらに今年はのフローリングも体感できる場所を作る予定です。

 

<木製キッチン>

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木製のキッチンもラビーダの大きな特徴です。

よく、お客様からは、木製のキッチンを作っている会社を初めて見ました、と言っていただきます。

日本全国で、素敵な木製キッチンを作っている会社はたくさんあるのですが、確かにそんなによく目に触れる物ではないかもしれませんね。

ラビーダのお店には、実際に使える木製キッチンが店内に展示されています。

実際に見て、使ってみて、木製キッチンの良さを感じてみてください。

自社でステンレスの加工もしていますし、無垢材のカウンターも得意です。

コンロやオーブン、食洗機などの設備類も、お客様のお好みで選べますので、理想のキッチンを一緒に作って行くことが可能です。

 

<建築模型>

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家づくりを、人生で何度も経験する人は少ないかもしれません。

最初で最後の家づくりと思うと、ちょっとした事を決める事でも、どうしても慎重にならざるを得ませんよね。

ラビーダでは、できうる限り詳細な模型の製作を心がけています。

図面での打ち合わせだけでは想像できない事も、立体で見ると詳細にイメージできる事がたくさんあります。実際に家が建つ前に、いろいろな事を確認できます。

 

模型の内部は家具も精巧に作られています。

これもお客様に安心していただいて、家づくりを楽しんでもらうための工夫です。

今までに製作した模型は全て店頭に展示されています。

 

<1/1スケールの図面再現>

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図面でも模型でもイメージしづらい事が、部屋の広さや家具のサイズ感ですよね。

ラビーダでは、打ち合わせが進み具体的な図面が出来た段階で、店頭に実寸大(1/1サイズ)の図面を再現します。

 

まずは床にマスキングテープで図面を描きます。さらに、壁や窓も再現できるだけ再現します。

想定している家具も実際に配置します。

そうする事で、完成時の家の中での家具と家具の距離感や、家事動線、暮らし方がだいたいイメージできるようになります。

 

家具屋として、長いあいだ家具のトータルコーディネートをしてきた経験から、ラビーダの家具だけでなく、お客様が実際に使われている既存の家具のコーディネートまで提案します。

どんな家を建てるかは、どんな暮らしをしたいか次第。今の暮らしの延長線上に、新しい暮らしもあります。

まだ見ぬ暮らしをイメージしやすくすることが、不安や後悔の無い、安心できる家づくりに繋がっていただければと考えています。

 

<図解エコハウス>

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ラビーダでは、家づくりを考えるお客様に、必ずオススメしている書籍があります。

「図解エコハウス」。建築家の竹内昌義さんと森みわさんが、これからの家づくりに大切な考え方を、図解でわかりやすく説明してくれています。

 

震災を経験した福島県での家づくり。多くの人が求めているのは「安全、安心」ではないでしょうか。これからの電力やエネルギーがどうなるかはわかりません。しかし、「エネルギーに頼りすぎない暮らしをする」ことが、とても大切な考えになって来ていると思います。

 

そんな考えから、住宅設計担当の新沼さんは「省エネ建築診断士」の資格を取得しました。

この資格は、住宅を省エネに、つまりエコハウスやパッシブハウスとよばれる住宅を建てるための知識があることを証明しています。

 

「エコ」という言葉には、なんだか我慢や不便というイメージがあるように思います。

でも、本当の「エコハウス」は、とても快適だし便利です。

冬寒くない家は、ファンヒーターで家を暖める必要がないので空気が汚れません。

夏暑くない家は、エアコンを付けなくても涼しいため、夏バテになりにくいです。

 

自然素材をふんだんに使って、健康的で快適なエコな暮らし。

さらに美しい暮らしは、身体と心の平和に繋がります。

雑誌「暮らしの手帳」では、暮らしを大切にすることで世界が平和になると言っていました。

 

そんな家づくりをお客様と一緒に「安心」して作って行けることが、ラビーダがなによりも大切にしていきたいことです。

 

 

長谷川