I 様邸の造作家具・チーク一枚板の洗面台

こんにちは、長谷川です。

以前製材したチークの丸太

その丸太から切り出した一枚板のチーク材を、I 様邸の住宅に使用するための加工が始まりました。

 

IMG_2483

2013年9月10日に、山梨県で製材しました。

伐採された場所はミャンマー。ミャンマーではチークの運搬に象を使うため、象の引っ張るひもを通すための穴が丸太に空いています。

 

IMG_2994

立派なチークです。

2015年現在、ミャンマー産のチークを日本に輸入することは大変難しくなってしまいました。

ミャンマーの政権が変わり、国としての方針が変わったことが影響しているそうです。

 

IMG_2334

そんな丸太から製材され、乾燥させたものがこちらです。

 

IMG_2336

型紙を当てます。

今回は、この一枚板から I 様邸の洗面台を製作していきます。

 

IMG_2347

図面を確認しながら、材料を無駄なく、より良い箇所を切り出すために検討します。

 

IMG_2345

自然木ですので、もちろん節や割れがあることが多いです。

ひとつずつ丁寧に確認して行きます。

 

IMG_2361

型紙を使いながら、直接材に線を引いて行きます。

 

IMG_2367

I 様邸の洗面台に使えるチークの一枚板は、この一枚しかありません。

失敗が許されないため、慎重に切り出し方を考えます。

 

IMG_2388

慎重に、緊張しながら、切り出して行きます。

 

IMG_2391

一本の木から、ひとつひとつの家具を製作しています。

 

IMG_2403

線が見えなくならないように、木屑を掃除機で吸いながら作業します。

 

IMG_2407

木目と垂直方向にも歯を入れます。

 

IMG_2416

縁も整えます。

 

IMG_2422

無事、一回目の切り出しが終わったようです。

 

IMG_2454

この一枚板から、どんな洗面台が完成するか、どうぞご期待ください。

 

 

長谷川