東北自由民権運動発祥の地として有名な、三春町の紫雲寺様へ、京すだれの取付工事をさせていただきました。
夕方になると西日の日射が入り、家の室温が上がってしまい悩んでいたとのこと。
お寺ということもあり、伝統的な京すだれを取付け、見た目と性能を両立させます。
目隠しなどもなく、室内の様子が外から分かってしまうことも悩みの一つだったという島野住職。
外付けブラインドと同じ効果を持つ、日本のすだれは、プライバシーを守る意味でも優秀です。
京都の職人さんによって一点一点手作りされたすだれです。
蒲(がま)という植物を磨き、白っぽくなった「磨蒲芯(みがきがましん)」を主素材に作っていただきました。
すだれによく使われる植物の中でも太く強度が高いことが特徴です。
自然素材100%で手作業で作られているため、一点一点微妙に仕様が異なっています。
そのため、取付けも慎重に、すだれに合わせて金物を取付け設置していきます。
銅の金物でつられたすだれは。高級感のある佇まいです。
内側からは外の気配が感じられ、プライバシーを守りながらも来訪者に気づくことができます。
サッシとすだれの間に空間を持たせることで、人の導線も確保し、見た目にも涼しくなるよう工夫しました。
ぜひ一度、日本の夏の雰囲気を体感しに、紫雲寺をお訪ねしてみてください。
三春の町はお寺や神社が多く、ゆっくりぶらり散歩がオススメです。
長谷川
Tweet
|
|