改築工事中の郡山市S様邸。
要望の一つが、冷たい床をあたたかくしたいということでした。
床暖房や床下エアコンなどのアクティブな設備で解消することはもちろん可能ですが、まずは熱が逃げない環境を作る方が環境にもお財布にも優しい建築になります。
全く断熱がされていなかった基礎に、断熱材を施工し、冷えにくい床へ近づけます。
断熱材はスタイロフォーム。施工性に優れた断熱材です。
既存の基礎のサイズを実測しながら、断熱材の寸法を揃えていきます。
職人さんたちと一緒に床下にもぐり、手作業で施工してきました。
配管などを上手くよけながら、隙間なく施工するため、ミリ単位でサイズを測りながら加工します。
室内の方は、みっちりとグラスウールが詰まりました。
水分を含むと性能が落ちてしまうグラスウールは、気密シートでしっかりと密閉することで、長期間の断熱性能が保たれます。
気密シートに隙間ができないよう、丁寧に気密テープで密閉します。
ゴシゴシと空気を追い出すようにテープを貼っていきます。
薪ストーブ用の煙突も設置完了しました。
寒い冬も、しっかりと断熱のとれた空間でストーブを焚けば、すぐに暖かくなり、温めた熱は外へと逃げづらくなります。
既存の丸太の梁の形に合わせて、天井の石膏ボードも施工されました。
驚くほど隙間なく施工する職人技に、ご注目ください。
地下への階段も完成し、木工事も完了が見えてきました。
どうぞ竣工を楽しみにお待ち下さい。
長谷川
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