【新築】I 様邸の地鎮祭

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須賀川で新築される I 様邸の地鎮祭が行われました。

祭壇には、お米一合、お酒一升、海の幸(鯛やスルメ)、山の幸(果物)、野の幸(野菜)、塩一合、水一合をお供え物として用意します。

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地鎮祭は地縄の中心、将来建つ家の中心で行います。

(地縄は建物の外周部がわかる様に張られた糸のことです。)

地鎮祭会場を I 様自ら掃き清めました。

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祭壇の周りには青竹が立てられ、注連縄(しめなわ)を張り巡らせます。

この様にすることで、祭壇の周りが周囲と区切られ、神聖な場所(聖域)となります。

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祭壇の四方に張りめぐらせる注連縄は、普通の荒縄で構いません。半紙で作られた紙垂(かみしで)をつけます。

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盛砂を用意します。

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盛砂はなるべく綺麗な円錐形に整えます。

IMG_7746宮司様も着替えられ、いよいよ地鎮祭が始まります。

開式の辞を宮司様が宣言します。

その後、修跋の儀(しゅうばつのぎ:祭壇や土地、参列者をお清めすること)、降神の儀(こうしんのぎ:神様をお迎えすること)、献饌(けんせん:神様にお供え物を捧げること)、祝詞奏上(のりとそうじょう:神様に祈りの言葉を捧げること)の順に式が行われます。

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その後、切麻散米(きりぬささんまい)を行います。

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細かく切った紙と麻に塩と米を混ぜたものを家の四方に蒔きます。四方を祓い清め、四方に鎮まる神様にお供え物をする意味があります。

四方祓(しほうはらい)と呼ぶこともあります。

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地鎮祭のハイライト、地鎮の儀(じちんのぎ)です。

その地で初めて土をおこす穿初(うがちぞめ)を施主の I 様が行います。「えい、えい、えい」と三回掛け声とともに行います。

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その地で初めて土をならす土均(つちならし)を施工者である渡部社長が行います。同様に「えい、えい、えい。」と三回掛け声をかけます。

 

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次に、玉串奉奠(たまぐしほうてん:神前に玉串を捧げ、謹んで供えること)を行います。

玉串とは、榊(さかき)などの常緑の小枝に、紙の幣(ぬさ)をつけたもので、地鎮祭以外でも様々な神事で奉納されるものです。

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ご参列いただいたご家族皆様にも玉串を奉納していただきました。

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その後、撤饌 (てっせん:お供え物を下げること)、昇神の儀 (しょうじんのぎ:神様にお帰りいただくこと)、閉式の辞(へいしきのじ:地鎮祭の終了を告げること)が行われました。

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最後に御神酒を参列者全員でいただく神酒拝戴 (しんしゅはいたい)を行います。

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奉納された玉串は鎮め物(しずめもの)と一緒に砂に納められます。

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参列者全員で記念撮影。

冷え込みの激しい日でしたが、お子様たちも頑張って最後まで笑顔あふれる地鎮祭となりました。

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I 様の敷地からはすばらしい見晴らしの景色が広がります。

この景色に馴染み、住まい手の豊かな暮らしを作る家を作れるよう、頑張りたいと思います。

 

長谷川