福島市のW様邸が先日無事上棟しました。ぐずついた天候の中、時折降る雨に細心の注意を払い、ブルーシートで養生をしながら施工していきました。
上棟前日の様子
翌日の作業がスムーズに進むように、今回初の試みである山長商店さんのプレカット材料の確認。山長商店さんに関しては、別のブログで詳しくご紹介させていただきます。
材料確認のあと、先張りの気密シートの施工です。気密シートは、構造材が組み上がった後からでも施工ができる部分と、事前に行った方が良いとされている部分があります。料理の下ごしらえのように、ここでの一手間が、以降の施工性や気密性の良し悪しにつながっていきます。
先張りのシートの施工方法や、断熱・気密に関わる施工方法は、住まい環境プランニングさんによる一冊の分厚い施工マニュアルまとめられています。
サッシと外壁の施工が落ち着くまでは、1日の終わりには敷地全体をブルーシートで覆い、基礎や材料が濡れないようにしています。
上棟初日の様子
雨が降り出す恐れがあったため、慎重かつスピーディに作業を進めていきます。
上棟初日は、断熱気密施工のプロフェッショナル、住まい環境プランニングの古川さんが技術指導に駆けつけてくださいました。
百聞は一見にしかず。手を動かしながら、気密施工のノウハウを確かなものにしていきます。
現場を取り仕切る棟梁の野尻さんは、全体を見渡しながら作業を円滑に進める頼もしい存在です。
現場での作業もするようになった佐久間さんも頼もしいサポート役です。
初日は二階の床張りまで施工し、全体をブルーシートで覆いました。
上棟二日目は雨天により工事の手を止めました。
上棟三日目の様子
ブルーシートで覆われた一階層。林立する紀州桧の柱。森にいるような感覚になります。
初日と同じ要領で二階層を組み上げていきます。
屋根掛けをし、夕方には無事上棟しました。全体をブルーシートで覆われた住宅は圧巻です。
高断熱・高気密の住宅では、工期中に基礎や構造材に水分を溜め込まないような工夫が重要になってきます。一つ一つ手間のかかる工程ですが、丁寧に、着実に施工していきたいと思います。
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