La VidaとBlue Bird apartment.(ブルバ)のコラボ企画も2週間が過ぎました。
いつものブルバのカフェとは違う雰囲気に、常連のお客様にも好評のようです。
体感できる家具についてもお問い合わせが多かったため、今回は椅子を中心にご紹介いたします。
まずは、La Vidaのオリジナルチェア【aチェア】。最多の脚数が並んでいます。
実はこのaチェア、2015年WOOD DESIGN賞を受賞しております。(ウッドデザイン賞とは)
カフェに入ってすぐ目に飛び込んでくるのは、鮮やかな黄色い座面。
mina perhonen (ミナ ペルホネン)の生地 ”dop”シリーズのタンバリン。奥に見えるもう一つの落ち着いた黄色い座面は、デンマークのkvadrat社(クヴァドラ)のウール素材の生地 tonicaシリーズ。
左手の180cmあるテーブルには座面違いの【aチェア】と、シンプルなスツール【ノルディックスツール】。
このノルディックスツールですが、デンマークで1933年から販売がスタートし今でもルイジアナ美術館のミュージアムショップでも販売され続けています。座り心地と使い勝手のよさで発売から80年以上経った今でもデンマークで愛され続けています。
テーブルの向かいにあるのは【シューメーカースツール】。
この3本脚のスツールの歴史は15世紀にまで遡ります。はじめは平らな座面の牛の乳搾り用のスツールとして使われてきましたが、そのうち、靴職人が座り心地を良くするために、お尻のかたちに合わせて削ったのがきっかけになり、それにインスピレーションを得て現在のかたちに近づきました。
座面が木とは思えないほどぴったりとフィットする不思議な感覚のスツールです。ぜひ、腰掛けてみてください。
そして、250cmのビックテーブルには 【aチェア】と デンマークビンテージチェアの【W2】、デンマークチェアの【J39】です。
【aチェア】はブルー系で統一し、手前から ”ミナペルホネン dopタンバリン “ ”Kvadrat tonica2-743” “Kvadrart tonica2-732” 座面の色が異なるだけで、印象がガラッと変わります。
デンマークビンテージチェアの【W2】。デンマークデザインの巨匠、ハンス・ウェグナー によって1953年にデザインされた椅子です。背中の滑らかなラインは、無垢材を削り出して作られています。この背中を作るには15cm角ほどの材料が必要となってしまうため、材料の入手困難という面もあり現在では復刻もされておりません。ビンテージ市場で入手するのみとなります。シンプルながらも素材を生かした流線美。また座面には籐を使用し、本体の重さのみならず見た目にも軽さを出しています。デンマーク家具好きの中でも通好みの一脚です。
そして、こちらはもう一人のデンマークデザインの巨匠、ボーエモーエンセンによって1947年にデザインされた【J39】チェア。「庶民の為に、末永く愛される安価で高品質な椅子」を目指し作り上げられた椅子です。また、モーエンセンは庶民の為だけに家具を作るのではなく、その家具に携わる人々も幸せにする。という思想のもとに家具作りを続けていました。
この椅子の特徴は簡素なデザインと素材。座面はなんとペーパーコードが使われています。ペーパーコード、その名の通り紙です。三本の紙紐を撚り合わせてできています。紙には樹脂を浸透させている為、汚れがつきにくくなっています。座ると紙の穏やかな温かみを感じることができるでしょう。
奥の壁面には、様々な椅子たちが並びます。
左から【クレストレイルチェア】【FH708】【3236】【aチェア】【Grete Jalkチェア】。
【クレストレイルチェア】
デンマークのデザイナー、ヨルゲン・ガメルゴーによって1982年にデザインされました。
背中の曲線にもクッションが張り込んであり、座り心地が抜群に良い椅子です。特に女性に人気があります。
【FH708】
1948年に、ハンス・ウェグナー によってデザインされたビンテージチェアです。少しだけ左右に伸びている背中の笠木がちょっとした肘掛となります。背中の形状が可愛らしい一脚です。
【3236】
ボーエモーエンセンにより先ほどご紹介した「J39」を進化させたタイプとして1956年にデザインされた椅子です。
こちらは座面がペーパーコードではなくレザー張りとなっており、また座面の大きさから安心感のある座り心地になっています。
【Grete Jalkチェア】
デンマークの女性デザイナー、グレーテ・ヤルクによってデザインされたビンテージチェアです。
シンプルなデザインですが、木材の特徴を最大限に生かし、部材を細くすることにより繊細で上品なデザインにまとめあげています。この椅子で使用されているローズウッドという木材はワシントン条約によって輸出入が規制されている貴重な材料です。現在ローズウッドの家具を見る機会はどんどん減っているので、実際にローズウッドの家具を見て触る絶好のチャンスかもしれません。
いかがでしたでしょうか?
すわる×おいしい 体感Fairは3月30日までとなっております。
ぜひこの機会にいろんな椅子に座りながらブルーバードアパートメントでお茶やランチをしてみてはいかがでしょうか?
今回のコラボ企画は家具全般をコラボさせていただいております。テーブルや照明器具については次回ご報告いたします。
ブルーバードアパートメントには専用の駐車場はありませんが、さくら通りの信号を曲がりお店の前を通り過ぎた奥に郡山商工会議所があります。その隣に広めの有料駐車場がありますので、車でお出かけしても安心して駐車できます。
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