【ビンテージ】鹿沼へ納品

こんにちは、長谷川です。

 

先日、栃木県の鹿沼へ。

ビンテージのボーエモーエンセンのエクステンションテーブルとAチェア×4、ルイスポールセンのPH5クラシックを納品させていただきました。

 

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まずは、家を傷つけないように入り口の養生をしっかりと。

 

鹿沼は雲ひとつない快晴。もう春はすぐそこですね。

家を新築されたO様。この日は設計士の方にも同席していただき、いっしょに家具の配置を考えていきました。

 

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テーブルのセンターに照明の光が落ちるよう、天井を真剣にみつめる伊藤さん

 

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家具屋の視点から、一番収まりの良い場所を提案していきます。

 

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キッチンからの動線、食事をするときの居心地の良さ、そして天板のサイズを変えられるエクステンションテーブルという特徴。全てを考慮し設計士の方と相談しながら場所を微調整していきます。

 

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お母さんが奥から笑顔でもってきたものは、、、

 

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大きな寿司桶です。お盆と正月には家族が集まり、一升のお米でちらし寿司パーティをするのが恒例だそう。みんなが集まったイメージでをエアちらし寿司です。

 

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さらにお母さんが見せてくれたものは、鹿沼の木工職人の組子細工の一輪挿し。鹿沼の文化を愛する気持ちをひしひしと感じます。

奥では照明設置に取りかかる伊藤さんの姿が。

 

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木工文化が栄えた鹿沼。お母さん秘蔵の木工コレクションが続々と現れました。

この小さなシェルフはお知り合いの方が趣味で作っているそうです。

趣味のクオリティーがハイレベル。恐るべしです、鹿沼。

 

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着々と伊藤さんは作業を進めていきます。

 

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さすが伊藤さん。あっというまに設置完了です。

 

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まるでこの場所のために設計されたかのようですが、テーブルは50年以上前のビンテージ。

このテーブルをデザインしたボーエモーエンセンは、常に一般の生活者の視点に立ってデザインし、デンマークの家具デザイナーの中でもひときわ美しく丈夫で長持ちする家具をデザインし続けました。

今年で生誕100周年になります。

 

美しい家具は古びることがありません。ラビーダのAチェアとも相性ばっちりです。

 

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早速みんなでティータイムです。

お母さんの手元を良く見てみると、、、

 

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なんと急須の注ぎ口が二つ!!

益子焼の作家さんに特別に作っていただいたものだそうです。

お母さんのコレクションはとどまることを知りません。

 

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お茶菓子には鹿沼名菓の焼きんとん。名物にうまいものあり!のキャッチコピーの通りとても美味しかったです。

 

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みんなでテーブルに集い談笑する。これ以上に幸せなことなどあるのでしょうか。

 

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もてなすことが大好きなお母さん。

お茶を注ぐ速度も二倍速、幸せも二倍速です。

 

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エクステンションを広げるとこんな感じ。

 

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広げた状態でもお茶をしてみます。

これなら大勢集まってちらし寿司が食べられますね!

 

豪華絢爛な彫刻屋台で有名な鹿沼ぶっつけ祭り。O様のお宅から会場までは徒歩で行ける距離だそうです。お祭りのときにはこの場所がみんなの集合場所になるのでしょうか。

想像するだけでうらやましい光景です。

 

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楽しい時間はあっという間。最後に全員で記念撮影です。

O様は学生時代を郡山で過ごされたそう。ラビーダとの付き合いもそのころから始まりました。

こうしてO様の節目のときに立ち会えること、とても嬉しく思います。

またお店に気軽に遊びに来てくださいね。僕らもまた鹿沼に遊びにいきます。

 

 

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せっかく鹿沼に来たからと伊藤さんと鹿沼探索へ。

O様のお母さんに教えていただいた伝統工芸館は残念ながらお休みでしたが、鹿沼といえば鹿沼箒!

箒を見ずして帰らざるべきかということで、箒職人の丸山さんの工房を訪ねさせていただきました。

 

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鹿沼箒の一番の特徴はハマグリと呼ばれる、付け根のふくらみ。一本の箒草を長く編み込んでいくため、穂先が抜けることなく、丈夫で長持ちする美しい箒を作ることが出来ます。

 

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この美しい編み目を作るため、一本の箒草は六つに割かれ編み込まれます。

十分な強度のある箒草でないと途中でちぎれてしまう為、鹿沼産の箒草でないと鹿沼箒は作れないそうです。

鹿沼で箒造りが始まったのは1840年。その頃の箒造りを再現したいと自然素材だけで作っていくことにこだわる丸山さん。さらに箒を作る為に土を汚したくないとの思いから、無農薬栽培の箒草のみを使用して作っています。

しかし無農薬の箒草は、ここ数年夏の大雨の影響から不作が続き、収穫量が減ってしまっているとのこと。箒草は年に一度、八月の収穫だけなので現在注文は2年から3年待ちとのことです。

 

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猫とともに製作する丸山さん。招き猫に招かれてしまいました。

 

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箒を作るときに出る廃材から、製作が始まったきびがら細工。

今では鹿沼を代表するお土産物になっています。

 

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玄関先ではきびがら細工が天日干しされていました。

自然と寄り添いながら歴史と向き合い、暮らしのための箒を製作を続ける丸山さん。

その姿勢は、とても美しかったです。

 

ラビーダが扱う家具も、自然素材の無垢の家具。

鹿沼の物造りスピリットを参考にしながら、ラビーダも郡山の風土に寄り添い、もっともっと良い物作りを提案していけるよう頑張っていきたいです。

 

 

長谷川