こんにちは、長谷川です。
今回、座面に張った生地はシカの革。
山梨の猟師、野沢岳人さんのとった野生のニホンジカです。
56,000円
36,000円
現在、日本の林業に多大の被害を与えている鹿。
過剰な鹿の保護制度によって現在の頭数は適正頭数の10倍とも100倍とも言われています。
その結果、生態系のバランスの崩れ、人里まで野生動物がおりてくるようになり、林業被害や農業被害、人間との接触による事故などの問題が出て来ています。
ラビーダにとどいたのはそんなニホンジカの一枚革。
野生の物なので山でついた傷や銃痕などが生々しく残ったものでした。
photo by kaihei akioka
ラビーダがこの鹿革を仕入れたきっかけは、とある縁で福島におとずれた山梨の猟師の野澤さん。
若干23歳で、狩猟を生業として生きていくことを決めた方です。
野生動物の皮革は、肉とは異なり山に廃棄されることがほとんどだという話を聞き、ラビーダが日本の山や自然を守ることにつながればと家具にすることを決めました。
photo by kaihei akioka
野生動物の狩猟については様々な問題をはらんでいます。
動物愛護的な観点からも、意見は分かれるところです。
ただ、ラビーダがレザーを素材として使う限り、動物の命を使っていることには変わらず、植物も命ある生命体です。
ラビーダで作る家具は、多くの命のおかげで作ることができているんだなとあらためて実感することができました。
今回、鹿革との出会いにより、4/26(土)に東京の原宿vacantで行われる、畠山千春さんの書籍(わたし、解体はじめました ─狩猟女子の暮らしづくり)の出版イベントにラビーダが出展することになりました。
著者の畠山千春さんと編集者の小久保よしのさんのトークイベントです。
多くの方が命に向き合い、それぞれの立場でものごとを考えています。
いろいろな価値観の人たちが集まる場所で、見聞を広げてきたいと思います。
長谷川
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