雨が降ったり止んだり。
気温が下がり涼しくなるのは暑がりの私にとって有り難いのですが、このじめじめした湿度と蚊はどうも苦手です。東北の梅雨明けはいつ頃になるのでしょうね。
さて、今回はなんとaチェアの特別モデルを作りました。
現在aチェアの座面はレザー又はファブリックになります。
しかし、今回はお客様から木座面のaチェアを作ってほしいとご用命をいただき制作する事になりました。
まずは試作から取り掛かりました。
aチェアのフォルムを崩さないように、座面の形を基準としながら詳細を決めていきます。
しかし、椅子は特にデザインがよくても実物を座らないとその良さが分からないものなんです。だから、デザインもほどほどに。。あとは私の感覚で削っていきます。そして何度かの改良をしながら座面の形を導き出しました。
写真左側が完成品 右側が試作品。
素材によって木の動き方や狂い方は異なります。
試作の部材はスプルース材。しかし、削って本体の角度に合わせても、数日後には狂いが生じてしまいほぼ水平状態まで戻ってしまいました。この材料では座面に使えません。
そこで今回は国産のナラ材を座面材として使用しました。
左がナラ材(国産) 右がスプルース材。
そして完成品がこちら。
細かなディティールにもこだわりました。
座面は手作業による削り出し。
こちらのaチェアは客注分ですのでお売りするする事は出来ませんが、納品までは少々時間がありますのでご来店の際にはぜひ座ってみてください。
もちろん制作する事も可能ですので、詳しくはスタッフにお尋ね下さい。
座面制作:佐久間
saku
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