家具と家の相談屋さん「La Vida」

A様邸の置き家具について（19/100）

2014.12.13

aのある暮らし, トータルコーディネート, 納品事例

こんにちは、長谷川です。

以前からお伝えしております、リノベーションのA様邸。

今日はA様邸のために提案させていただいた、置き家具のご紹介をしたいと思います。

ラビーダが特に大切にしている、ダイニングのスペース。

ダイニングは食事という人間の基礎となる行為のための場所。

家族や仲間が集い、食事をともにする団らんの場所は、家の中心と言えるスペースです。

そんなダイニングにふさわしいテーブルを、と提案させていただいた楕円のaテーブル。

見た目以上に大勢で使用できる上、世界最高グレードの北海道産ミズナラ材を贅沢に無垢で使っています。

北海道産ミズナラのテーブルには全て焼き印とシリアルナンバーが刻印されています。

A様のテーブルは19/100。貴重な樹齢350年のミズナラは、銘木としてほとんど市場に出回らないため、製作できる数に限りがあります。

IMG_8363＿テーブルに合わせたスツールはアルヴァ・アールトがデザインしたアルテック社のスツール。

1932年にデザインされ、今なお世界中で愛される究極のスツールです。

スツールとしてだけでなく、踏み台やサイドテーブルとしても使え、シンプルであり多機能なデザイン。丈夫でかつ経年変化がとても美しいため、一生もののスツールと言えます。

テーブルに合わせたベンチは、ラビーダオリジナルのaベンチ。背もたれのない構造のため、テーブルの反対を向いて座る事で、ストーブの世話が出来るよう意図されています。

今回セレクトさせていただいた薪ストーブは、カナダのDOROLET社のDECOというストーブ。

短時間で温度上昇する効率の良さと、省スペースでシンプル、下部に薪がストックできるという機能性が特徴です。夜遅く帰ることが多いA様の生活にあわせて、提案させていただきました。

ダイニングを照らす、ペンダントライトはルイスポールセン社のドゥーワップ。

光源を目視できないよう計算して設計されているルイスポールセン社の照明。グレアという目のストレスをなくし、穏やかで落ち着きある空間を演出します。

コードの長さを調整する木のパーツはラビーダオリジナル。チーク材で製作しています。

お引き渡しの際にaテーブルに座るA様と、担当のkatayamaさん。

柔らかな光を透過させるカーテンの素材は、リネンがふんだんに使われたものをセレクトさせていただきました。天然素材の比率が大きいものを選ぶことで、光の質を優しくする効果が生まれます。

二階の個室には、TV台。照明はルイスポールセン社のサテライトをセレクトしました。

ルイスポールセンの照明の中でも、特に光を効率よく部屋全体に行き渡らせるサテライト。シンプルなガラスのシェードは一点一点職人による吹きガラスで作られています。

三崎さんが設計した、オーダーメイドのTV台。

裏側は全て全面オープンの設計になっているため、どんなAV機器が収納されても配線に悩まされることはありません。素材はシナの突き板とナラ無垢材を組み合わせています。

寝室にはヒュスラーネスト社のベッドと、ルイスポールセンのAJスタンドライト。

デンマークにお仕事で出かける事の多いA様。向こうでの生活にも大変馴染みが深く、ラビーダの空間設計も非常に理解をしていただいていました。

そんなA様の希望で、寝室にペンダントライトは付けないことになりました。

ブラケット（壁照明）とスタンドライトだけで光量は充分ということを、デンマークの生活を体感していたA様は知っていたのですね。

イワタ社のキャメルピロー（ラクダの毛の枕）にはフィスバ社のジャージー綿のカバーをセレクト。

厳しい自然環境で生活するフタコブラクダの毛は、厳しい暑さに対応するために異常なほど蒸れに強い毛に発達しました。そのため、枕に使用すると頭部の発熱を抑え、夏でも蒸れずに快適に眠れます。温度を一定に保つ性質もあるため、冬も冷たくなりすぎず、むしろ暖かく感じる素材ですので、一年を通して快適に使用できる枕です。

フィスバ社は、説明のいらないほどに世界的に有名な生地の会社。その生地のすごさは、触れた瞬間わかる気持ちよさです。直接お肌にふれる枕カバーだからこそ、最高の素材を。ラビーダ店頭ではサンプルをご用意しておりますので、その気持ちの良さを一度体感してみてください。