こんにちは、長谷川です。
新しい桐チェストが完成しました。
こちらはY様からの、オーダーメイド。
住宅もやらせていただいているY様邸へ、収めさせていただきました。

二棹の桐チェスト。同じサイズですが、用途によって引き出しの割り付けが違います。
ところで箪笥を数える単位は、一台、二台ではなく一棹(ひとさお)、二棹(ふたさお)です。
この単位は、花嫁道具だった「長持(ながもち)」という収納家具から箪笥へと発展したことが由来で、いまだに箪笥の単位も棹となっているそうです。


洋服や小物類など、様々な物を保管できるよう設計されています。

特に注目してほしい、引き出しの細やかな設計。

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引き出し内部の枠板の、配置を入れ替えることで、様々な大きさで引き出し内部を分割できます。
枠板は四枚。シンプルな構造ですが、用途にあわせた使い方ができます。

細かな割り付けの桐チェストと、

大らかな割り付けの桐チェスト。
お好みに合わせて、割り付け(引き出しのサイズ)を設計いたします。

山桜の引手は、使い込むごとに味わいが深くなっていくことでしょう。
木目が詰まった、滑らかな手触りが自慢です。

もちろん、桐チェストならではの引き出し内部の気密性もばっちりです。
カビや虫から、収納品を守ります。


Y様の住宅へ収められた、桐チェスト二棹。
お子様のお部屋の収納家具となりました。
お子様の成長とともに、一緒に成長する桐の家具。
どうぞ生涯のパートナーとして使っていただければ幸いです。
長谷川
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