国産ナラ無垢材を使用した、オーダーメイドの仏壇の製作をしました。
お客様のご要望に合わせたサイズやしつらえの仏壇です。
つまみに使用した、色の濃い木は、「花梨(かりん)の木」
色の濃さと硬くて丈夫なことが特徴の花梨材は、扉のつまみにはぴったりの木材です。
開き扉のストッパーは黒檀(こくたん)で製作させていただきました。
引き出しや棚板など、内部の木材はヒノキ材を使用したことで、抗菌効果や香りの効果を狙っています。
今回、仏壇の製作をした職人さんは、ラビーダとは最も長いおつきあいをしている捧工芸の捧喜彦さん。
硬い広葉樹の加工に長けた、キャリアの長い大変に技術力のある職人さんです。
木材の木口には、木目の方向が直行するように部材を切り返してはめ込む技法があしらわれています。
「はしばみ(端ばめ)」と呼ばれ、古くから木材の反りや割れを防ぐ技法として伝わってきた木工技術の一つです。
幕板の接合には、ビスケットと呼ばれる木のチップを挟み込んで接合し、強度を出しています。
触った時の手触りは、使用感に直結する大切な要素。
設計したデザイナーは、必ず寸法が正しく作られているかだけでなく、表面の滑らかさも確認しています。(今回の仏壇を設計した伊藤さんの手です。)
棚板に使う、ヒノキの無垢材。
このように手間暇をかけて造られ、お客様のお宅へと納品されます。
お客様のお宅でミリ単位で細かく納品場所を採寸させていただくことで、「収まりの良い」家具は完成します。
オーダーメイドの家具は、ご注文いただいたお客様のためだけにデザインされた家具です。
納品させていただいた時の、家具を初めてみたお客様の驚きと喜びが、私たちの仕事のやりがいです。 そのために、今後も手間を惜しまず、質の高さとデザインのクオリティをもっともっと向上させていきたいと思います。
長谷川
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