
ハンス・J・ウェグナーがデザインしたヴィンテージソファGE290。

構造体に割れが起きていたソファ”GE290″。
長い試用期間(このソファが製作されたのは1970年代です!)

アーム部分と脚部を一度分解し、構造体から修理します。

割れてしまった箇所の確認。

「完全に折れているねー」と家具職人の添田木工所、添田さん。
完全に壊れた家具も、添田さんの手にかかれば修復できます。


パーツを分解しながら、修理の作戦を練ります。

割れた箇所にノミを入れ、不要な箇所を取り除きます。

こういった小さな木部の傷も、目立たないように繕います。

経年変化による味わいが消えすぎないように、慎重にサンディングを施し、木目を整えます。
作業の様子を、動画でも収めました。
家具修理の雰囲気の一部でも伝われば幸いです。
家具修復は、地道で細かな作業の積み重ねです。
手間をかけて修繕し、物を大切にする文化が日本でも当たり前になっていってほしいと思います。
長谷川
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