日に日に暑くなっていき、ここ最近では様々な場所で運動会が行われています。昼間は半袖でもいいんじゃないかと思える暑さの今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回は約10年ほどの前にラビーダでご購入いただいた、檜材のデスクをメンテナンスしました。
before
天板は全体的にオイルが抜け、木肌は乾燥していました。
天板には大小様々な傷などが多数ありました。
引き出しの引き手周りにも傷が多く見受けられます。
幕板にはテープが貼ってあり、脚部には鉛筆で落書きが。
『家具の仕様と現状』
[仕様]
○檜の無垢材デスク オイル仕上げ
[現状]
○木部全体の乾燥(塗装分のオイル抜け)
○大小の傷と汚れやテープの付着
○ガタツキや欠けなどはなし
です。
今回のメンテナンス内容としては
①木部の汚れ落とし(付着物などを除去します)
②木部の削り直し(紙ヤスリなどを使い、傷を削り取ります)
③オイルによる再塗装
を行いました。
after
天板も一皮削り、大きな傷もなくなりました。
真新しくも味わい深く、経年変化した優しい木肌がでてきました。
テープも綺麗に剥がしました。
引き出しの前板も傷が目立たなくなりました。
基本的に家具はそう簡単に壊れて使えなくなるものではありません。もちろん、その素材や構造によっては修理不可能なものも世の中にはあります。
しかし、どんな高価なものでも長い間使用していると必ず傷や汚れが付き、どこか不具合が出てきます。メンテナンスが不要なものはほぼこの世の中にはないと言ってもいいんじゃないでしょうかね。
メンテナンスフリーという言葉も世の中にはありますが、これは「メンテナンスをしなくてもいい」ではなく「メンテナンスはできない」という意味でもあります。これは使えるまで使って、修理できないから交換または捨てるという考えです。
家具の主材は木です。木は削ることで汚れや傷を取り去ることができ、壊れて折れた部材のみを交換し修理することができます。経年変化による味わいを残しながら、メンテナンスしてあげることでより良く家具は成長していきます。
人々の生活と共に永く寄り添ってくれている家具。
愛着持って使う家具だからこそ、きちんとメンテナンスをして永く大切に使っていただきたいです。
家具のことでお困り事がありましたら、まずはラビーダまでご相談くださいませ。
ラビーダでは他社でご購入された家具の修理も承っております。
saku
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