あたらしい食器棚できました。
タモの無垢材を主素材に、真鍮の蝶番やレール、陶磁器のつまみ、波板ガラスなど随所にこだわりをもたせた食器棚です。
上段の棚には、波板ガラスの引き戸を設けました。
うっすらと中の食器の存在感が品良く浮き出るようなイメージです。
引き手の部分は、木部に彫り込みを入れ、手触りの柔らかさ、開閉のスムーズさを求めました。
上段扉のレールは、真鍮無垢レールの埋め込み式。
素材感が強いため高級感があり、一般的に普及している釘で固定するレールと違い、扉の開閉時に嫌なひっかかりがなく、スムーズな開閉作業を実現します。
下部の開き戸は、蝶番を埋め込み式にしているため、180度開くことができます。
蝶番取り付け時に、蝶番の厚み分だけ木部を削り出すことで、開き方を大きくすることができます。見た目もスッキリします。
開き戸のつまみは、陶磁器が埋め込まれたもの。
よーく見るとうっすら釉薬の貫入が入っていることがわかります。
ちょっとしたところですが、素材感をこだわることで、他にはない表情の家具になります。
洋服なども、ボタンを変えるだけで表情が大きく変わったりしますが、家具でも同じことが言えるようです。
長谷川
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