秋晴れの週末の連休が終わりましたが、皆さんは充実した時間を過ごすことは出来ましたでしょうか。ラビーダも今週末から90周年Autumn Fairが始まり、多くのお客様にご来店いただきました。ありがとうございました。ご来店プレゼントのペアソーサーもだいぶ無くなり、あと少量のご用意のみとなりました。ご希望のお客様はDM持参の上、お早めにご来店下さいませ。
さて、その連休に南会津のS様邸へ納品に行ってまいりました。
今回はラビーダの定番であるaテーブル、aチェア、aベンチを選びいただきました。
aテーブルの素材は山桜。
木工で使うサクラの材には、ヤマザクラが好まれます。
堅く緻密で、狂いもない良材として昔から有名でした。
歴史的にも、浮世絵や瓦版の版木にあえて使われていたということから、ヤマザクラの長所が伺えます。
刃の通りが良く、深く彫ることができ、角が崩れない。反りも少なく狂わない。使う間に多少減ってきても、また彫り直すだけの厚みが取れるからです。
これらの長所は、家具材としての長所となります。
さらに磨くだけで光沢が出る艶(つや)や、着色せずに使用することで木そのものの味が出ることから、近年、より家具材として非常に好まれるようになりました。
aチェアには国産の栗材。aベンチには北海道産の楢材。それぞれの材料の経年変化を楽しむことが出来ます。
そして、それに合わせてハンス・ウェグナーデザインのCH39のビンテージ。
こちらは1962年にデザインされCarl Hansen & Sonで制作されたモデルです。木部フルサンディング後、座面をタンニンレザーにて張り替えました。
最後に同じハンス・ウェグナーデザインの名作椅子であるYチェア。
隣りにある一目惚れしたというミナ・ペルホネンの生地を使ったスツールもとても素敵でした。
90周年の記念品として山桜と栗のコースターをプレゼントさせていだきました。
S様 この度はご注文いただき誠にありがとうございました。これからの生活がより楽しく、より良いものとなりますように。
saku
Tweet
|
|