【新潟・見附の家】
こんにちは、ラビーダ代表の渡部です。
お盆の休暇を利用して、今年は家族で北陸の旅をしてきました。
北陸と言えば、ラビーダで手がけた二軒の住宅(見附の家・福井の家)があります。
家族サービスの傍ら、二軒の住宅の住み心地が快適かどうか、訪ねて確かめてきました。
まず訪ねたのは、新潟県見附市に建つ、見附の家。豪雪地帯の寒冷地対応の家です。
施主のA様とは、15年前に郡山市で住宅を新築された際、家具のトータルコーディネートをさせていただいたことがきっかけで、長いおつきあいをさせていただいております。
先日の新築住宅の家具のトータルプロデュースも、A様にご紹介していただきました。
A様はもともと福島で暮らされていました。
2011年の震災の影響で郡山の住宅を売却し、故郷である見附市に住宅を作り移り住みました。
あの震災時のことを思い返すと、こうしてまたそろって団らんの時間を持てることをとても幸せに思います。
この日はA様のお宅で夕食をご一緒する予定でした。郡山時代にA様がつくられたお手製のメニューで再び歓迎を受けてしまいました。感謝感激です。
メニューだけでなく、特製ケーキまで!
家内の友紀とA様は昔からの飲み仲間。家内も震災の影響で実家のある茨城に移住しているため、こうして一緒にお酒を飲むことができるのは本当に久しぶりです。
食器やランチョンマットも、以前のラビーダで取り扱っていた商品です。(Gmundnerの食器とEKELUNDのランチョンマット)
A様のおかげで、私も離れて暮らす家族とこうした団らんの時間を作ることができ、本当に幸せな時間を過ごさせていただきました。
ラビーダオリジナルのバーテーブルでオーガニックワインをごちそうになってきました。とても楽しく、どうやら少々飲み過ぎてしまったようです。(笑)
寒冷地仕様ということで断熱性には特に気をつけたA様邸は、夏の断熱も効果的に働いているようで、クーラーを点けることなくとても涼しく過ごすことができました。(この日は30℃を超える猛暑でした) 快適性を体感でき、一安心しました。
次の日は富山県高岡観光へ。前々から訪れたいと思っていた富山の国宝・瑞龍寺へ行ってきました。
前田利長公の菩提寺として有名です。娘の受験合格祈願をお参りさせていただきました。
日本の伝統的な木の仕事が随所に見られる建築様式です。こうした数百年経っても美しい佇まいの建物を、ラビーダも作り続けていきたいですね。
売店で売っていた、文殊の知恵。あまりに可愛かったため、思わず衝動買いしてしまいました。
高岡銅器の小さな銅像です。皆で知恵を出し合いつつ、この三人の文殊菩薩のような愛嬌を忘れずにいたいものです。
【福井の家】
福井といえば、まずは泰平です。
老舗の福井を代表する割烹のお店です。この日は天然の鰻を味わってきました。
旬の魚を本当に美味しく提供してくれるお店です。福井に行くと必ず訪れたい、名店です。
そして訪れたのは、福井県に建つラビーダの家。
車で行っても新幹線で行っても、福島からは片道7時間はかかる道のりです。
今までで一番の遠方に建つ住宅ですので、この機会に訪れることができてよかったです。
竣工してから丸二年ばかりが経過しました。
外壁に使ったレッドシダーは、順調に美しい味わいの経年変化をしていました。
塀や薪棚も、周囲の環境に程よく馴染みつつ、その存在を主張していました。
福井県大野市は朝倉義景ゆかりの門前町です。古い町並みになじむように当時、綿密に計画したデザインだったことが思い出されます。
ラビーダでは珍しい瓦屋根には、伝統的な越前瓦を使用しました。
庭木も健やかに成長し、住宅地の中とは思えないほど緑あふれる敷地です。
芝は奇麗に手入れがされ、施主のO様が丁寧に生活されていることが垣間みれます。
雑草一つない行き届いた芝生の手入れに、感動いたしました。
薪棚には、薪ストーブ用の薪が美しく積まれていました。そして手前には小さな畑が。
畑で収穫された野菜で、お昼をごちそうしてもらえることになりました。
(ごちそうされてばかりですね。(笑))
うちの一番下の娘と、O様の娘さんは同い年くらいでしょうか。一生懸命収穫を手伝ってくれました。
O様が淹れてくれたコーヒーが本当に美味しく今でも思い出します。その後ろでは両家みんなでお昼ご飯を作ります。
採れたて野菜のピザは、生地から手作りしました。
息子さんの遊ぶテーブルはラビーダの物。以前、天板の落書きを消したテーブルは、息子さんの成長とともに粘土のワークテーブルへ。どんなに汚しても、メンテナンスを施すことで使い続けていけることがラビーダの家具の特徴です。
得意の剣玉も披露してもらいました。
O様家族も、もともとは郡山で暮らされていました。
やはり震災がきっかけで、ご主人の実家の福井に移住することになり、住宅を新築されました。
ラビーダとの関係は、郡山の住宅をリノベーションさせていただいたことにさかのぼります。
階段材は樹齢150年物の会津三島町の栗材です。味わい深い質感になっていました。月日とともに味わいを増す、無垢材の特性です。
O様宅をはなれ、岐阜県へ。下の娘たちがサマーキャンプをしている中津川市の加子母へ訪ねました。子供リフレッシュキャンプを行っている一般社団法人aichikaraさんがは、福島の子供たちを100人つれての大自然での一ヶ月のキャンプをボランティアによって継続的に開催している団体です。aichikaraさん達の活動には、本当に支えられ、福島で暮らしていく励みになりました。心からの感謝で一杯です。
久しぶりに対面する我が子は、元気いっぱいに走り回っていました。
キャンプ場で家内をおろし、私は長女と二人で福島へ帰りました。
家内はキャンプのお手伝いをするために、岐阜にのこりました。
家内はキャンプ中、仲間とともに旧中山道沿いにある、栗きんとんで有名なすやさんを訪れたそうです。
創業元禄年間のお店のしつらえは、栗材のみでつくられた総栗造。子供リフレッシュキャンプを全面的にバックアップしている中島工務店さんが手がけたそうです。日本の木の仕事が随所に見られる丁寧で気持ちのよい空間だったと話していました。
帰路につく間、甘党の私にはとても羨ましくて仕様がない、画像が送られてきました。
ぜひとも次回は、私もすやさんを訪れたいと思います。
お盆休暇を利用しての今回の新潟、富山、福井、岐阜の旅は、大変充実した時間を過ごせました。
A様とO様の厚い歓迎に、本当に心より感謝です。
非常にエネルギーを充電できた休暇となりました。また、気を引き締めて、精進していこうと思います。
渡部信一郎
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