棟梁の手刻み。

こんにちは、長谷川です。

須賀川の I 様邸は、着々と工事が進んでまいりました。

上棟式に向け、着実に家の構造が作られていっています。

 

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社長とともに、棟梁の作業場を訪ねてきました。赤松の梁の迫力がすごい!

この大きな材料を、棟梁は手で刻んでいきます。

 

手刻みとはなにか?皆様、ご存知でしょうか。

構造材の作り方には大きく分けて、「プレカット」と「手刻み」にわかれます。

プレカットとは、機械をつかってあらかじめ構造材に刻みをいれていくことです。

現在ではCADなどのソフトをつかって機械的に構造材を加工することができるようになったため、大幅な作業時間の短縮が実現しました。そのため、住宅構造材のプレカットは加工方法の主流となっています。

しかし、住宅をつくる構造材は杉や桧、松や栗など天然の木材を使います。

天然の木は、育った環境や種類によって素性がことなり、その木の性格によって加工の仕方は一様ではありません。複雑な構造になればなるほど、棟梁の経験と目による素材の見極めが、住宅のクオリティを左右する事になります。

機械で一律に作られる「プレカット」の住宅と、全ての素材を棟梁が責任もって見極めて使う「手刻み」の住宅。棟梁の技術力に左右されるため、手刻みが絶対にプレカットの住宅よりも精度があがるとは言い切れないのですが、今回の I 様邸を作る棟梁の技術力の高さに、私たちは感動しっぱなしでした。

 

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この複雑な刻み、おわかりいただけるでしょうか?

 

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棟梁が刻む材料には、すべて番号が入ります。いっぽんいっぽん名前をつけていくようなものですね。いろはにほへとと漢数字を組み合わせて、現場で間違いの無いようひとつの漏れもなく番号がふられています。

 

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使う道具はノミやカンナなど、必要最小限の道具です。この道具で、目にも止まらぬ早さで材料を刻んでいきます。

 

 

長谷川