こんにちは、長谷川です。
寒い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
こう寒い日が続くと、家の中があたたかいと幸せを感じますよね。
そんな家のあたたかさや快適さに直接関係する断熱材。福島県の冬の室温は全国平均からみても低いようです。寒い朝は布団から出るのが辛くなってしまいますが、きちんと断熱された家は、暖房を切っている間も室温が下がりにくく、真冬でもあたたかな朝を迎えられます。
ラビーダで昨年建てさせていただいた中島村の家では、外気温が氷点下をまわる夜も、朝の室温は15℃以上あるそうです。日中や夜の室温は24℃で一定にキープされているとのこと。家の中に寒い部屋などが出来にくいので、一年中部屋の中は少ないエネルギーで快適に過ごせるそうです。
少ないエネルギーで快適に暮らせる家。つまりエコな暮らしを我慢せずに手に入れられる。
これからの地球環境の未来と現在生きる私たちの快適さがリンクする、そんな暮らしが、高断熱高気密の住宅です。
そんなわけで I 様邸に断熱材を詰めて行く作業に同行させていただきました。
詰めて行くのは、こちらの断熱材。グラスウールです。
グラスウールは、ガラスを細い繊維質に加工し、ウールのような質感にしたものです。
住宅の断熱材には、発砲ウレタンや、本物の羊毛で作られた断熱材などいろいろな種類がありますが、防火性能の高さからグラスウールを選択することが多いです。
北欧では素材となる岩石が手に入りやすいという理由から、ロックウールを使用することが多いようです。
こんなに大きなグラスウール。 壁の中に隙間なく詰めて行くため、適切な大きさにカットして使用します。
断熱材はモリモリ使います。壁を厚くすればするだけ、断熱材がたくさん入り、暖かな家になります。
作業風景。
作業風景。
断熱材が隙間なく詰められ、真っ赤な壁が出現しました。
目にも暖かですね。
熱が逃げていきやすい開口部。窓はシャノン社の3層ガラス(トリプルサッシ)を使用することで、明るい光を取り入れつつ、熱を逃がしません。
屋根の野地板を室内から見る事ができました。
屋根からの太陽エネルギーもとても大きな熱エネルギーです。
内壁の断熱材だけで、高断熱高気密の住宅は完結しません。
熱や空気は室内に留めつつも、余分な水分はきちんと外に逃げるように考えてあげないと、高温多湿の日本ではすぐにカビや腐敗の原因になってしまいます。そのためのタイベックシートを外壁に隙間なく覆っていきます。
日本でも少しずつ浸透して来た、高断熱高気密のエコハウス。快適さとエコロジーは両立するという事を教えてくれたのは、森さんと竹内さんがまとめてくれた「図解エコハウス」という書籍でした。
最先端の技術と考え方が図解入りでとてもわかりやすく解説され、これからの家づくりについて大切な事が書かれている名著です。
ご興味ある方はどうぞご覧になってみてください。
長谷川
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