屋根工事をお願いしている佐藤板金店さんのお仕事を拝見させていただきました。
今回、使用させていただいた屋根材は、まだ日本でも施工例が2棟しかないという開発されたばかりの素材です。
通常よりもより多層にフッ素コートをかけられたガルバリウムの屋根材は、通常の倍以上の耐久性能をもつよう開発され、メーカー30年保証という国内最長保証を実現しました。
そんな、国内でも例のない、屋根材にも施工対応できるのが、佐藤板金店さんです。
一枚一枚、丁寧に屋根の上で工事をしていただいています。
屋根工事は、金属の板で屋根を葺(ふ)いていく作業。
風雨から家を守るためには、大変繊細な手作業による高い施工精度が求められます。
確実に一枚ずつ、隙間なく葺いていきます。
高所作業のし易い、滑り止めがついた足袋(たび)。
屋根の縁にご注目ください。
屋根材が奇麗に巻き込まれていることが確認できますでしょうか。
唐草と呼ばれる、施工技法です。
隠し釘を用いるこの工法は、寺社の銅板工事によく使われるやり方です。
屋根材を住宅構造材に互いに引っ掛けて、組みあげるこの工法は、釘が表面に見えず、釘穴からの水の侵入の恐れもないため、機能美に繋がります。
施工した佐藤板金店さんが目指すものは、「自分が見て、美しさを感じる仕上がり」
納得のいく仕事ができることは何よりも嬉しいことだと教えてくださいました。
同業の方から「その仕上げ、どうやったの?」と聞かれることも多い佐藤さん。
同業者にもやり方がわからないような、こまかな手作業の積み重ねによって美しく仕上げることが、喜びでありモチベーションだそうです。
手仕事の醍醐味ですね。
すっきりと通った軒先は、私から見てもため息がでるほど美しく仕上がっていました。
今回の佐藤板金店さんの仕事の様子を、動画でも撮影してきました。
なかなか実際には見ることのできない、高所の屋根工事作業。
よろしければご覧下さい。
長谷川
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