福島市で施行中のS様邸に、サッシが無事取り付けられました。
今回のサッシは、ドイツから送られてきたユニルックスというトリプルガラスの高性能サッシです。
S様邸では、ラビーダでは最高性能を実現するため様々なチャレンジを行っております。
その一つが、今回選定したサッシ。
通常でも樹脂のトリプルサッシが使える場合では率先して使ってきたラビーダでしたが、通常使用しているシャノン(国産)のものではなく、ユニルックス(ドイツ産)という、ヨーロッパの高性能住宅で広く普及しているサッシを使用しました。
国産のサッシとの最大の違いは、「羽根がない」こと。
充填断熱だけでなく、付加断熱をした場合、壁の厚みが物件ごとに異なります。
壁厚の中心にサッシがきちんと納まることでサッシの性能も最適化しますので、従来のサッシのように羽根があると壁の芯からずれてしまうことになります。
そのため、施工には大変手間がかかりました。
枠に施工者自身で穴を開け、壁に直接取り付けるのですが、サッシを垂直に取り付けるため特殊な道具で微調整を行います。
初めての施工、そして今までで一番重量のあるサッシとなったため、現場一丸となって取り付けました。
サッシの周りには、時間が経つと膨らむ不思議なテープ(ウルト社:目地シーリングテープ)を貼り付けることで、サッシが固定されてから気密を確保することができます。
さらに外側からウレタンフォームを吹き付けることで、気密と断熱効果を高めます。
防蟻仕様のウレタンフォームで、熱ロスを最小化します。
ガラスは4mm厚の物が3枚。そのため非常に断熱性能が高いです。
ユニルックスのU値(熱貫流率)は0.76W/㎡K。
ドイツの厳しい性能基準をクリアするだけでなく、最高レベルのサッシです。
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