先日、Peter Hvidt & O.Molgaard Nielsenのサイドボードを修理しました。
修理内容も含めながらご紹介します。
今回の依頼内容としては2点です。
○小口部分の欠けの修理
○天板部分の輪染みとり
まずは小口部分の修理から。
何か重いものが上から落ちてきて小口部分にあたり、欠けてしまった様子です。
通常、欠け部分を修理する場合は欠けて取れてしまった欠片を使い再度接着します。しかし、今回はその欠片も無くなってしまっていたので同じ色目のチーク材を使い修理しました。
before
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after
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そして天板の輪染みに取りかかります。
天板の上に置いてあった花瓶から水が染みだして染みになってしまったとの事です。
実は意外と消すのが大変なんです。木の成分が反応したものは、基本的に染みは薄くはなりますが完全には消えないので木の種類もとても重要になってきます。
今回はチーク材なので水分による反応だと判断がつきます。
天板全体の塗装を一度剥離し、サンディング後、オイルフィニッシング。
before
after
after
修理方法はものによって様々。
最良の方法で直していきます。
saku
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