仕様:北海道ナラ材無垢 サイズ:w1020×d420×h720
デスク、あつらえました。(ラビーダではオーダーメイドの家具製作をしております)
「ちょっとしたデスクが欲しいのだけど」と伊藤さんが相談をうけたことがきっかけでした。
詳しい事情を伺わせていただくと、持ち家ではない一軒家で電話台の場所にデスクを設置し、仕事をしたいということでした。
さっそく現場をみせていただきました。
現状電話台として使っているカウンター。その下の食器棚を移動し、この場所にデスクを設置したいとのことでした。
カウンターの高さは90cm。デスクとして使用するには、確かに高すぎる高さです。
デスクの理想的な高さは72〜73cm。しかし、この場所で普通のデスクを設置してしますと、カウンターが邪魔になります。
賃貸のため、カウンターは外せません。普段はカウンター下にきちんと収納されつつ、デスクを使用するときに使いやすいよう、回転式の天板のデスクをあつらえることにしました。
このように、天板が回転します。
回転式にしたもうひとつの理由は、設置場所のカウンターがリビングとダイニングの動線だったためです。大きなデスクを置いてしまうと、動線が妨げられてしまい、過ごしにくい環境になってしまいます。
仕事をしないときは天板を収納することで、生活動線を確保することができます。
設置された様子です。
天板が回転する事で、デスクの機能と動線の確保、どちらも実現しました。
天板を回転させやすいように、天板裏には溝をほりこみ指がかかりやすいよう加工してあります。
天板がスムーズに動くような細かな細工も、全て木で作っています。
事務書類のファイルの収納もしたいというご要望も、引き出しに収まるよう設計させていただきました。
一緒にご注文されていたデスク用の椅子が、ボーエモーエンセンがデザインしたJ39でした。
J39の特徴的な脚の貫のデザインと、デスクのデザインを統一することで、外観に一体感が生まれるような工夫もしています。
今回のデスクはナラの総無垢材。合板は使っていません。
一緒に使用するJ39もナラ材のオイル仕上げ。素材や仕上げを統一する事で生まれる、全体の一体感を大切にデザインしました。
今回のデスクのデザインは、伊藤寛樹さん。ラビーダの家具設計者としてもうすぐ勤続8年目になります。
全世界の家具の知識を幅広く網羅している伊藤さんは、お客様のお持ちの既存家具と新しい家具が一体となって調和するようなデザインを得意としています。
昔からそこにあったかのような、品の良い佇まいと、質感の良い家具の設計は、伊藤さんの性格を表しているようでもあります。
伊藤さんの豊富な知識と、優しい人柄による暮らしのカウンセリング、どうぞご興味ございましたらお声がけください。
長谷川
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