こんにちは、長谷川です。
オーダーいただいていた、造作の収納棚の設置とaテーブル(No.22/100)の納品に行ってきました。

aテーブルは北海道で育ったミズナラ材で作ったテーブルです。
樹齢350年を越えるミズナラ材は、明治時代に小樽港から盛んにヨーロッパへと輸出された事から、小樽オークと呼ばれています。
世界トップクラスのオーク材が、実は日本で育まれているという事は、とても嬉しい事実ですね。

この楕円のテーブル。150cm幅という4人が標準的に使用しやすいサイズながら、人数が増えたときも丸く囲むことができ、脚部が邪魔にならないよう設計されています。

引き出しもオプションで付ける事が出来ます。
奥と手前、どちらからも引き出す事が出来ます。

そして収納棚の設置です。この場所に2mを越える棚を設置していきます。
設置にはかなりの時間を要しました。

今回のお客様のご依頼は、「新築の家にぴったりの棚を」というご相談から始まりました。
もともと使っていた大きな食器棚を、新居でも使用する事を考えていたそうですが、完成が近づくにつれ、新居とその棚のイメージが合わなく感じてしまったそうです。
そんなとき、たまたま訪れたラビーダ店頭のキッチンを見て、新居のイメージにピッタリだった事からご相談をうけることとなりました。

収納の棚や引き出しの割り付けは、お客様と何度も打ち合わせを重ねながら、決めていきました。
相談を受け、すぐに三崎さんが現場へ赴き採寸。そのサイズをもとに、お客様のイメージを少しずつ形にしていくように設計されたとのことです。

面台には小樽オークの無垢材を使用しています。
aテーブルの素材と同じものを使わせていただきました。

壁との隙間も1mmもなく設置する事が出来ました。
床、壁、天井に隙間なくぴったりと収めるためには、現場で細かな微調整が必要となります。
製作をお願いさせていただいた家具職人の早川さんも現場へ同行していただき、丁寧に設置していただきました。

(仕様:ナラ突板 2495×2154×599mm)
床がパイン系フローリング、天井と壁が珪藻土仕上げによる白い色だったため、優しい色のナラ材を素材に選びました。
扉や引き出しの目地が、水平垂直の奇麗なグリッドになるためには、現場で少しずつあわせていくしかありません。これだけの大きさのサイズの家具は、設置や搬入までを考慮して設計していくことが大切になります。
ひとつの大きな棚をどのようなユニットに分割していくか。デザイナーと職人で綿密に打ち合わせしたことで、円滑な設置をする事が出来ました。
このような、床から天井までの大型の造作家具も、ラビーダでは得意としています。
お困りごとがもしございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
長谷川
| Tweet
|
|
|