ゴールデンウィークも本日最終日。皆さんはどのような休日を過ごしましたでしょうか。ラビーダにもこの連休で多くのお客様がお見えになり忙しくも嬉しい日々となりました。ありがとうございました。
さて、リペアが完了した商品をご紹介します。
今回は柏木工のダイニングテーブルとベンチです。
Before
この画像に見覚えのある方もいるかと思います。
約二ヶ月前に下取り再販をしたリユース家具です。ブログにあげるとほぼ同時位に完売されたものです。今回はダイニングテーブルとベンチをご購入されたお客様からの依頼です。現在お住まいの場所に馴染むように。そして今の家具の雰囲気を生かしたいとのご依頼でしたのでテーブルとベンチの天板部分の塗装を剥離し、オイル塗装にて仕上げ直しを致しました。
今回の修理内容
・天板のウレタン塗装の剥離 → オイル塗装仕上げ
さて、まずは天板のウレタン塗装を剥がしていきます。
Before(剥離前)
小口にも塗装がビッチリかかっていました。
通常、ウレタン塗装やラッカー塗装を剥離する場合は塗装剥離用の溶剤を使い塗装を剥がしていきます。
しかし、今回のウレタン塗装は見たときから薄々感じていましたが塗装の膜がとても分厚い。
普通なら1~2回剥離剤を使うと綺麗に剥がれてくるのですが、今回はなかなか剥がれずとても苦労しました、、最終的にはスクレーパーを使いガシガシと塗装を剥がしました。
写真左側の黒い斑模様が塗装を荒剥がしした部分。写真右側が塗装を綺麗に剥がして木部が見えた様子。
同様にベンチもガシガシ剥がしていきました。
その後木部をサンディングしてオイルを塗っていきます。(左側がオイルを塗った様子)
塗装を剥離すると本来の木の表情が現れます。下記の写真の黒い部分は木部が欠けたところをパテを使い埋めていた様子。前の状態なら気付かなかった部分です。
そしてリペアが完了したものがこちら
After(テーブル)
天板の素材はホワイトオークかと思われます。
After(ベンチ)
このように実際に家具をリペアをしているといろいろ見えるものがあります。素材の事、構造の事、塗装の事等々。
しかし、勘違いしてほしくないのはウレタン塗装や着色を否定しているわけではありません。通常なら短かったり幅が狭くて破棄されてしまう材料でも着色をして塗装をする事でより安価に多くの人に供給できるという利点はあるのです。だから一概に否定しているつもりはないのです。
だからこそ何故そのようになっているのか、きちんと理由を学び考えてほしいのです。その上で物を選択してください。
しかし、何から勉強すればいいのか分からないかと思います。普通のお店では聞きづらい事もラビーダではどんどんスタッフにお聞き下さいませ。まずは知ることが大切です。
家具と家の相談屋さん La Vida
O様ありがとうございました。
saku
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